みごとな雪柳。しばらくウォーキングをさぼっていた間に、咲いている花が変わっていました。

 

 

 

前回、ワーキングメモリーが弱い人が

「これ前も言ったよ」「何回も言ったでしょ」

という言葉に傷ついているという話を書きました。

 

 

 

決してさぼっているつもりはなく、真面目にやっているつもりなのに、

不真面目だと思われたり、いらだたれてしまう。

もし、同僚に発達障害の特性をもっと理解してもらえたら、

もう少し人間関係はうまくいくのにと思いますよね。

 

 

 

いらだってしまう側の心理は、

つきつめれば「給料」が絡んでいるのではないでしょうか。

 

 

 

「私と同じだけ給料をもらっているのにあの人は自分のようにやれていない」

「私がきちんとやっているのにあの人はやっていない」

こういう期待を相手に勝手にかけてしまうのではないでしょうか。

 

 

 

怒りの感情の原因として、「期待はずれ」というのがあります。

あの人は自分のようにやっていない、とか、

同じ給料もらっているのだからちゃんとやるべき、とか、

相手に期待をかけて、その期待を裏切られると人は怒りを覚えてしまうのです。

 

 

 

つまり、相手の怒りを買わないための工夫が必要です。

そのためには相手の期待値を下げることです。

相手に期待させないようにすれば、怒りは少なくなるのです。

相手の期待値を下げるには、「自己開示」が必要です。

自分は言われたことをすぐ忘れる習性があること、

そのためにどんな工夫や努力をしているか、

自分を知ってもらえれば相手の怒りはぐんと減ります。

そして、ここからがポイントです。

人よりできない部分は、他の部分で頑張って補います!という気持ちを見せることが

とても大事なのではないかと思うのです。

 

 

 

障害を合理的配慮で周囲が補うことは障害者にとっての当然の権利です。

でも、「障害があるからできない」という主張だけだと、

同じ会社で同じ給料をもらっている場合は相手は納得できません。

「同じ給料をもらっているのに仕事量が少なくて、こちらの方が余計に配慮しなければいけない。

こっちの方が損をしている」と、

やっぱり、どうしてもこう思ってしまうのが人の気持ちというものです。

 

 

 

自分を守ることに気をとられすぎると、相手を思いやれなくなります。

障害がある人もない人も、相手を思いやれなくなるほど自分を守るのはよくありません。

正直を言うと、これがまた発達障害さんにとっては苦手なのでしょう。

 

 

 

社会で働く発達障害さんに伝えたい。

自己理解が良い人間関係を生むということ。

自己理解して、上手に自己開示できるようになれば、

そんなに自分を守るために意地を張ったり隠したりしなくてよくなります。

そうすれば相手の「期待外れ」の怒りを回避できるのです。

 

 

 

相手の生活に興味を持つこと。

相手の生活を想像してみること。

相手がどんな期待を自分にかけているか考えてみること。

そして、頑張りたいんだという気持ちを見せること。

そういうことをお勧めします。

難しいでしょうか?

 

 

 

 

 

 

ポチっと応援お願いします

↓ ↓      ↓ ↓   

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村