誰だって、給料は高い方がいいに決まっています。

でも、無理をして仕事が続けられなくなるのは困るし、

給料が安いと親の力が必要になってしまう。

どちらも避けたい。

 

 

 

親の力を借りなくても十分自立ができて、

長く続けられる仕事に就きたいと

誰もが思うでしょう。

でも、これって、選べるのでしょうか?

 

 

 

選べるような境界線上にいる人って、

実はほんのわずかしかいないように思います。

 

 

 

では、自立できるだけの給料をもらうことを

選べないとして、

安い給料をもらうしかない人は

どうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

ところで、「安い給料」っていくらですか?

 

 

 

無趣味で小食で、あまり欲がなくて、

不満をためないタイプだったら、

月々の給料は安くても困らないですよね。

一方、多趣味で食べることが好きで、

欲がある人だと、

前者と同じ給料では到底足りませんよね。

不満がいっぱいたまりそうです。

 

 

 

じゃあ、無欲さんと欲張りさん、

どちらともそこそこ満足できる金額って、

いくらくらいですかね?

 

 

 

これ、障害がなかったとしても、

答えが出ない永遠のテーマのように思います。

 

 

 

イメージ論でいくと、

障害者雇用の方が

収入が圧倒的に少ないイメージがあります。

実際そうなのでしょうか?

 

 

 

実はそうでもないのです。

大手企業の障害者雇用だったら

15万~18万円くらい月給があるようです。

そこに障害年金を足せば、

20万円近くの安定した収入を得られる人はいるのです。

障害年金には等級があります。

1級の人は977,125円/年

2級の人は781,700円/年

3級の人は586,300円/年(2020年4月調べ)

これだけもらえます。

 

 

 

障害者雇用で15万円給料があったとして、

1級の障害年金をもらったら、

月23万円ほど収入があることになります。

実際は障害が重い(1級)の人が

一般企業の障害者雇用に就けるかどうかは

厳しいかもしれませんが、

こういうこともあり得るということです。

 

 

 

逆を言うと、

就労継続支援B型の場合は給料がもらえず、

月々数千円の工賃しかもらえないので、

B型の人の収入は障害年金だけということになります。

A型の給料の相場は7万円くらいなので、

A型で1級の年金があれば月15万円くらいの収入があることになります。

 

 

 

年金の等級が高いと(1級)、

公共料金や交通費が公助されるので、

実際はもっとお金がもらえる計算になります。

 

 

 

親御さんは必ずといっていいほど、

子どもの「親亡き後」を心配しています。

親亡き後に子どもが少しでも困らないようにと

一般雇用を望みます。

 

 

 

でも、無理に無理を重ねて一般雇用で頑張って、

親亡き後に子どもが息切れして職を失うより、

親がいるうちに国の制度をきちんと勉強して、

障害年金や手帳などのもらえるものはちゃんともらっておいた方が

子どもが親亡き後に

何も持たずに一人世間に放り出されるよりしあわせ・・・

ということもあるかもしれません。

 

 

 

いちがいに障害者であることをオープンにすることが

不利だとは言い切れないのです。

いえ、むしろ、お金の心配よりも

親子の精神的自立と成熟した精神の方が大切なのです。

 

 

 

冒頭でも少し触れましたが、

中には、障害者としてでもよいし、

健常者としてでも生きていける人がいます。

本当に選べる人がいるのも事実です。

でも多くの人がそうではないというのも事実です。

 

 

 

障害者か健常者か

どっちで生きるかを先に決めるのではなく、

今日できることをしっかり吟味して、

今日できることを重ねていって、

いよいよ履歴書を書いたり会社を探す段階になってから

決めればよいことなのだと思います。

 

 

 

 

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