キーンと空気の澄んだ冬の夕刻。

 

――――――――――――――

 

昔は一言で「就労支援」と呼んでいました。

今は「就労移行支援」「就労定着支援」

「就労継続支援」と言葉が増えました。

 

 

 

それぞれ、どのような支援のことを言うのでしょうか。

 

 

 

まず、「就労移行支援」というのは、

就職したいけれどできていない人に

就活のお手伝いをするところです。

就活のお手伝いの他に、苦手なスキルの練習なども行います。

苦手というのは、PC操作だったり、コミュニケーションなどです。

 

 

 

そして、めでたく就職が決まったら、

その後6か月間、就労が定着することをお手伝いするのが

「就労定着支援」です。

これは就労移行支援事業所の支援員がやる場合がほとんどですが、

定着支援だけを受けもつ事業所もあるようです。

就職エージェント(就職をあっせんしてくれる会社)が

やってくれることもあるようです。

 

 

 

さて、最後に「就労継続支援」ですが、

これは就職のお手伝いではなく、

事業所そのものが「働く場所」となります。

 

 

 

就労継続支援にはA型とB型があります。

A型は事業所と就労の契約を結んでお給料をもらいます。

ただし、A型での就業は、就労移行支援からの一般企業への就職が

難しかった人が行くところなので、

業務は簡単なものとなります。

平均月収は7万円ほどと言われていますが

私が統計を取ったわけではありません。

 

 

 

一方、B型は事業所と就労の契約を結ぶのではなく、

事業所で生産活動をすることが目的となります。

事業所での活動が日々の生活の一部となり、

生産活動をすることで日々の意義や活力を養う、

というのが目的になります。

生産活動ですから、工賃が出ます。

工賃は月に数千円から1万円ちょっと、という感じです。

よく、街中でパン屋さんとかカフェをやっていますよね。

出張して出店しているところもありますね。

あれがB型です。

 

――――――――――――――

 

なお、先ほど就労移行支援では一般企業を目指す、

と書きましたが、補足説明です。

 

 

 

就労移行支援事業所は、障害がある人しか入れません。

精神か発達障害がある人で、

手帳か医師による診断書がある人に限定されています。

そして、目指すのは基本的には、

一般企業の障害者雇用です。

 

 

 

どうしても自分の障害を公表せずに一般雇用がいい。。。

という人も中にはいて、

そういう人のお手伝いもお引き受けしますが、

そういう人は相当の覚悟が必要になります。

 

 

 

全て国が規定した事業を

民間で請け負ってやっている事業です。

交通費や昼食代を公助してくれるしてくれるところもあるので、

とても利用しやすいと思います。

 

 

 

今、就労継続支援が頑張っているなと感じます。

コロナ渦で在宅の仕事やネット事業が発展していることが

追い風になっているのだと思います。

昔は作業所(B型)に入ったら、ずっとB型で生きていく、

というイメージでしたが、

今はB型からA型を目指したり、

A型から一般企業の障害者雇用を目指したり、

という人もいるみたいです。

(目指している人はいるけれど、

目標を達成できるとは限りません)

 

 

 

今日は就労支援についての豆知識のお話でした~

 

 

 

 

 

ただいま、就労相談を無料で受けつけております。

メールでのご相談にも応じます。

下記URLのお問い合わせページよりどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

ポチっと応援お願いします

↓ ↓      ↓ ↓   

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村