田中さんの記事を読んでいて

私もなんとなくやり方だけ覚えて使ってるドイツ式引き返し編み(GSR:ジャーマンショートロウ)っていったいどうなってるんだ?と思い始めて、家にある極太糸で検証してみました。

 

 

まずは端から3目めをラップ&ターンする場合

3目めは編まずに左針から右針に移して 糸をその目のまわりにまきつけるようにしますよね。

 

これがGSRの場合だと

W&Tの時は巻き付けるはずの目も編んでしまいます。

で、ひっくり返して糸を上にひっぱりあげつつ目を移動。

↑は表側から見た方向で写真とってますが

実際の作業はこんな感じ↓

 

さっきまで編んでた目は折りたたまれて奥のほうに移動して

前段の目が針に2本かかったような状態(通称ダブル目)になります。

メリヤス編みはVの目で1目だけどその2本の足部分が針にあると思っていただけるとわかりやすいかしら?

 

ジャーマンショートロウは かならず糸は手前から奥にひきあげるとだけ覚えておくと楽です(*´▽`)

 

 

で、これを次の段で段消しする時なんですが

先ほどつくったダブル目を右針と左針に分解してみるとこんな形に。

(片手で持って写真を撮る限界が><)

右と左に分かれてる糸が前段の目、 間を通ってるのが、ダブル目を作る直前に編んだ目になります。

で、この左針にかかってる糸をはずすとどうなるかというと

こうなります。

もはやこれはラップ&ターンの目を同じ!!

 

 

ということは ラップ&ターンでは この根本の糸と針にかかってる糸の2本を編んで段消しするのに対し

GSRでは 前段の糸をねじって2重にした目を編んで段消ししてるということになるのでは?

 

なので、段消しした目の裏側も ラップ&ターンだと平仮名のつ の字みたいにラップ目が後ろに隠れていますが

GSRだと2重の目なのでそのまま編み目も2重な感じに。

右から3目めがGSRの段消しをした目。 横になる糸が2本になるぶん、少しぷっくりします。

 

表はどちらもメリヤス編みだと普通にきれいに見えます。

(個人的にはGSRの方が目がゆるみにくく感じます)

 

 

 

ただ、田中さんのベレー帽を前回編んだ時も書きましたが

ガーター編みの往復で段消しした目が表側からも見えてしまう場合

どちらの処理が好みかは分かれそうだなぁと。

ほぼ目立たないんですけどね。 1号針とかでほそーく編んでるし( ̄▽ ̄) 

 

動画とかで実際の作業を撮るときっとわかりやすいんだろうなぁと思うのですが

撮影しながら編むのも、編みながら説明する技量も持ち合わせてないので

写真だけのうっすらとした説明ですが、分かってもらえたら嬉しいなぁ。

 

個人的には今回考えながら目をはずしてみたり、何回か繰り返して

そういう違いがあったのかと納得できたので満足。

 

 

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こんなことをつらつら書いてみましたが、いまだに

日本式の引き返し編みができません(ノ∀`) 難しすぎない??日本式のやつ。。。

 

 

買い回り終わったけど、なんとなく貼り付け。

前回のノット編みストール着画時の黒とストライプのタンクトップはコレ。

普段は上にTシャツを着てますが、合わせやすくていい買い物したなぁと(*´ェ`*)