熊本は まだまだ余震が続いているようで

被災された方々のお気持ちはいかばかりかと思う。

そんな状況をニュースで見て 何ごともなく日常を送っている自分が

とても無力に感じてしまう。

そんな中、

今日の朝 NHKあさいち を見た。


岡山の4,50代の男性Aさん、

東北の震災のために、飼いたくても飼えなくなったペットの

新しい飼い主さんを探すお世話をしている団体があるのを知り、

以前飼われていたのびのびした環境で飼ってあげることが

やむを得ず愛犬を手放した方がたを

励ますことになるのではと考えた。

Aさんは写真を見て、元飼い主さんがわからないまま

ジョン君を引き取ることに決めた。

ジョン君を飼いはじめて 元飼い主さんにとてもかわいがられていたのが

わかったそうだ。リードをはずして自由に山を歩くのが好きで

争いごとが嫌いで 穏やかな優しい性格だった。

Aさんは、ジョン君を元飼い主さんに会わせてあげたら

どんなに励みになるかと思うようになり、

SNSで元飼い主さんを探した。

しかし 元飼い主さんにはつながらず、

NHKあさいちにダメ元で、元飼い主さんを探しているとFAXしたのが

テレビで読まれ、

→Aさんの知り合いの京都のペットショップの方の目に留まり

→東北大震災で被災したペットのお世話をしている関東の方に連絡が行き

→元飼い主さん福島の70代の男性Bさんとわかる。 

ジョン君を手放して半年で奥様もなくされ一人仮設住宅に住んでいた。


そして、Aさんは岡山から 綺麗に洗ったジョン君を連れ 

1000キロ離れた福島まで会いに行った。

車で20時間。

ジョン君は元飼い主さんを覚えていて嬉しそう。元飼い主さんも

『まさかこんな日がくるなんて 家にいたときより綺麗だ、

再会できると思っていなかった』 と喜んでいた。

そして、Aさんは Bさんの仮設住宅から みんなで、

Bさんが元住んでいた場所に車で移動。

自然いっぱいの山の中だった。

AさんはBさんに

『ジョン君がBさんと奥様にかわいがられていたのが 

飼っていてよくわかりました。

お願いがあります。続けて預からせてくれませんか?』と

泣きながらお願いした。

Bさんも 『お願いします。ジョン君に何かあったら、知らせてください。』

と言った。

そして、Aさんは、ジョン君と車で岡山に帰っていった。

車が行ってしまい、Bさんは 『今になれば 寂しくはありますが、

また会いに来てくれるか、行く機会もあるかと思う』と 話された。



何かできることはと考えて行動したAさん、

ジョン君を助けたしBさんを励ますことができたと思う。

他にも犬を手放した人たちの希望にもなったと思う。