NHK連続TVドラマ「ゲゲゲの女房」とマレーシアの家族意識
今日は「番外編」でアメリカから戻って5年、マレーシアに住み始めて1年と2カ月で、日本の家族の在り方について正直に感じた事を書きたいと思います。
昨今、日本では結婚しない女性が多くなって来ています。
また、私の周りでも30代・40代の女性(男性も)が結婚をしないで、未だに親の元で暮らしている人達が大勢います。
それを知った時、かなりのショックを受けました・・・「なんで親元に居るの?」と!
それは、経済的な不安など社会的状況もあるでしょうが、マレーシアに来て見てそれだけでは無い気がして来ました。
問題と思えるのは・・・日本の女性が”血の繋がった家族しか愛せない傾向”にある事です。
また、いつから日本で”惚れる”と言う言葉が死語になってしまったのでしょうか?
マレーシアではNHKを終日みられるので、今回の「ゲゲゲの女房」は楽しく見ています。
主人公の布美枝は身体が完全でない「村井 茂」にたった一度会っただけで結婚を決意します。
でも、それは彼女の観察眼が”鋭い!”からです。
条件に捉われない”自由な見方”だからです。
また、彼女の両親も娘の選択を応援し、遠く離れた東京に送り出します。
それは一人の人間として”あるべき姿”と思い、将来を見据えているからです・・・決して眼の前だけを見ていないからです。
子供達・・・今の20代&30代が親の元でぬくぬくと過ごしているのをみると悲しくなります。
また、その親達もそれを許しているのは「親のエゴ」としか思えません!
昔から「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」・「可愛い子には旅させよ」などと言う諺がある通り、親の愛は深く無ければいけません!
「子供が居なくなったら寂しいから・・・」とか「子供が外で苦労するから・・・」と言う考え方は親達の自己中心的な考え方と思えて仕方がありません。
加えて今の親達に子供を養うお金があり過ぎるのも問題なのかもしれません。
更に大家族が一緒に暮らし、家の中で1つの社会が出来上がっていれば問題は無いのですが、大抵の場合「核家族」の中に居るので「他人を認める」「協調性を養う」と言う訓練には決してなって無い・・・と思われます。
マレーシアの日曜日の朝の風景ですが・・・おじいちゃんやおばあちゃん・その子供達の家族(つまり、嫁と舅・娘と義理の息子など)・そして孫に当たる家族、私も招待されて何回か参加していますが、友達など10人以上で屋台やレストランで大きなテーブルを囲んで「肉骨茶やカレー」を食べています。
それも賑やかに、そして、元気一杯に・・・。
また、私の姪や多くの日本人の友達たちは中国系マレーシア人や中国人と結婚をしています。
彼女達は自分の意見をしっかり持っているし、自立心も好奇心も旺盛です。
日本人の何パーセントが”マレーシアの正確な位置”を言えるでしょうか?
そんな場所に彼女達はしっかりと根を下ろして暮らしていて、多くの現地の人達と交わりながら日本文化を伝えたりしています。
その「勇気」と「人間的強さ」に感動してしまいます。
なお、意外なのですが・・・ここにも引っ越しすると皆で料理持ち寄って”新しい部屋を温めよう!”考え方がある様です(アメリカにもあるのですが)。
私が引っ越しをした時も沢山のマレーシア人・中国人・勿論、日本人達が「House Warming Party」をしてくれました。
その考え方は”この新しい部屋に血縁関係だけで無く、沢山の人が訪れて、楽しく会話をし、意見交換をし、人生を豊かにしよう!”が根底なのです。
部屋の広さや調度には関係ありません・・・気持ちの問題なのです。
それに比べて、日本は仕事の同僚と外で飲み歩く、飲み会で上司の愚痴を言う、若さだけで美しいのにエステに大金を払ってデートをする・・・事はいくらでもしますよね。
そして、家に戻れば「核家族」で・・・。
でも外の世界での交流は”一過性”のもので、”人間的繋がり”には乏しい!のではないでしょうか?
血の繋がった家族しか愛せなくなったら・・・日本は滅亡します!
「大人になりきれない大人と親になりきれない親!」・・・この傾向を続けていたら・・・日本は世界から取り残されて行きます!
私事ですが・・・私は主人と22歳で結婚しましたが、その時、夫のなる人に聞いた事・・・
①貯金について
答えは「全く”0”」。
②両親について「どう言う両親?」
答えは「普通の両親」。
③親の写真は?
「持って無い」でした!
しかし、私は彼の本質的なものに強く魅かれていたので全然、心配しませんでした。
30年間結婚していましたが、「この人と結婚しなければ良かった。」と思った事は一度もありませんでした。
勿論、「山あり、谷あり」でしたが、自分が選んだ道でしたから・・・。
偉そうな事を言うつもりは無いのですが、「日本の今」がとても気になって!!!
2010年代が始まったばかりです。
この2010年代を”子供っぽい社会”では無く、”大人の社会”を日本の中で是非、形成し、醸造していって欲しいと思う次第です。