術部の傷も落ち着いてきた2012年4月。
放射線治療を行うことになった。
放射線をあてる箇所は右胸全体と、右鎖骨リンパ節。
25回の照射予定である。
自宅から今の病院までは片道1時間半の通院。往復3時間。
これを毎日行くのは大変なので、自宅近くの総合病院にて治療できないものかと思い、女医さんに相談。
女医さんはあまり他の病院に回したくなさそうだったが、自宅近くで治療する人は珍しくないので、紹介状を書いてもらえることとなった。
その紹介状をもって、自宅から一駅いった総合病院へ。
受付などスムーズに進み、診察となったが、私には一つ不安があった。
手術をした右腕が、まだ肩から上に上がらないのだ。
普通・・・というか、あまり・・・レベル3までリンパ郭清した人は、全摘されている方のほうが多く、私のように温存して、放射線治療を受ける方は稀らしい。
リハビリしていけば、右腕は肩から上にもあがるだろうが、この時点ではまだまだ90度ほどしか上がらなかった。
放射線治療を受ける体勢を資料で見ると、腕は垂直に真上に上がって頭の下に置いている。
さてさて、大丈夫なのか・・・。
優しそうな男性医師の診察にて紹介状を確認された後、放射線治療の説明を受け、いつから始めるか・・・という話になった時、腕が上がらないことを医師に告げる。
看護師さんと医師とで、今上げられる最大限まで腕をあげて、できるかどうか確認してもらうと、やはり、もう少し(いや、かなり)腕をあげないと、ちゃんとあてられないということが分かった。
なので、まずは腕をあげれるようになるまで、治療は保留となったのである。
ついでに、その総合病院のリハビリ室にて、リハビリを受けるようにとのこと。
メイン病院のガン専門病院では、リハビリが全くなく、こういうふうにリハビリしていくんだよ~っていうプリントを渡されただけで、リハビリは殆ど自己流になっていた。
なので、総合病院で、ちゃんとしたリハビリを受けれるのは願ったりかなったりww
早く上げれるようになって、治療を終わらせてしまおうと思った。
しかし、そう思った矢先。
自宅で、本棚の本を取ろうと右手を伸ばした瞬間、激痛が右肩に走る。
痛くてうずくまってしまうほどの激痛。
しばらくじーっと、うずくまって、激痛が治まるのをまつが、ズキンズキンと音が出るような痛みは全く治まらない。
仕方なく、手持ちのシップを貼り、どこか病院はないかと探す。
目と鼻の先にある整骨院・・・そこでいいか。
電話をかけ、混雑しているようだが、事情を話し、痛みで腕が動かせないことを伝えると、なんとか診察枠をあけてくれ、診てもらうことができた。
診断・・・肩関節周囲炎(五十肩)
筋肉がついてない腕に、変な負荷をかけたために起こる、肉ばなれのようなものである。
あんまり動かさず、痛みがなくなるまでは安静にしておくようにとのこと。
痛みがなくなってから、リハビリ・・。
しかも今度は肩までも腕が上がらない。
私の放射線治療はいったいいつになったらできるのだろうか・・・。
整骨院で、電気治療や痛みを起こした周囲の筋肉をほぐすマッサージをうけ、痛みは随分治まったが、右腕は動かすたびにズキズキ痛む。
総合病院のリハビリ室で、五十肩なので、当分リハビリできないことを伝え、放射線科の医師にも伝えてもらう。
そして、経過観察とホルモン治療のため、1カ月ぶりに診察となった、女医さんにもいつ治療が受けられるかわからないことを伝えると、明らかに目つきが厳しくなって、「半年以内には治療を始めないと、治療効果がないも同然になりますよ」と言われる。
エビデンスでは半年以内が望ましいのだろう。
そんなこと言われても、なりたくてなった五十肩ではないし、こっちだって途方にくれているのである。
痛めた肩を診ることもなく、大丈夫ですかの言葉もない。
治療がちゃんと進まないことに苛立っているだけだ。
マニュアルどおりに進まないのがそんなにイヤなのかしら。
でも、イヤだろうがなんだろうが、出来ないものは出来ないんだから、出来るようになるまで待つしかないじゃない・・。
険悪な空気の中、女医さんはホルモン治療の説明をし始める。
これから5年間、予防治療として飲むホルモン剤。タモキシフェン。
私は、タモキシフェンは閉経前の人が飲む薬だと調べていたので、化学閉経している私でも、それで大丈夫なのか聞くと、「タモキシフェンで大丈夫です」とキッパリいうだけで、それ以上の説明はなし。
イライラしているのがわかる口調で、話しもできやしない。
面倒くさくなって、診察室を後にする。
タモキシフェンで大丈夫なのかな~と不安に思いつつ・・。
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