早見和真さん著「イノセントデイズ」読了。
1人の確定死刑囚の女性の話だ。
このなんとも重苦しい読後感・・・ここ暫く一位の圧倒的に脳に胸にこびりつく小説だった。
その日の夜、おかしな夢を見た。
何故か死刑執行の瞬間を誰でも見られることになっている。
そこには3人の死刑囚がいて、自らロープに首を入れて足元の穴に向かって飛び込むのだ。
私たちは少し離れたところでそれを見ている。結構な大人数だ。
死刑囚は私たちに向かってふざける人もいれば、ただじっと苦しそうにしている人もいる。淡々とこなす人もいる。
一人一人順番に飛び込んで行く。
それが何人も続く。
一通り見届けると私たちは階段を上がってその施設を出ていく、次の見物人がワッと前に押し寄せる。
音が異常にリアルだった。
一瞬現実かとも思ってしまった。
{FA74EB72-6191-475B-A8A0-85E30D46EC9C}


心が大丈夫な時に読んでみてはいかがでしょうか?
死刑制度について考えさせられます。