こないだこんな提案を受けた。


「お茶の産地としてのこの町の活性化のため、再度ブランド化をはかろう」

えー

つうか、若い世代の人ってお茶飲んでんですかね。


消費者不在のブランド化って、何さ。

みんなお茶飲んでる?

急須で淹れて、湯冷ましなんかも使っちゃって。


それより歩いて歩いて、学校まわって、お茶の淹れ方、なんでお茶なのか、

お茶って日本の文化よね、などなど、子供たちに教えてまわる方が必要じゃ

ないかなぁ。

それしてこなかったのは、お茶屋と農家の怠慢だと思うのは私だけ?

いまさらブランド化だなんて、それこそ軸が間違ってるよ、と思ったのです。



最近産地表示が厳しくなった。

スーパーで買い物する私としても、それは嬉しいこと。

だけど消費者でなく、こちらが提供する側になると、すごく戸惑う

事が多い。


ブレンドって何ですか?


よく聞かれる。


まぁ要するに、合組みのことなんだけど。


自園自製じゃない私んちみたいな茶問屋は、農家さんからお茶

を集める。

仕入れブラス合組みプラス焙煎が命だと思う。

茶の葉を樹から摘んで、そのまま仕上げしたってもちろんいいの

だけど、さらにおいしくするために、そんでもって去年のお茶との

差ができるだけ無いように作りあげる、これが茶問屋の仕事だと

思う。


だから、


ブレンド茶だから


とか


100%じゃないから


と言われてしまうと、説明をしてもなんだか言い訳みたいになっちゃう。


おいしいお茶

安心なお茶

産地のお茶


なかなか難しいです。


おいしいってよりも、産地(ブランド地域)なのかな。

産地、と言うと私もおいしそうって思うもんなぁ。

産地80%、他の地域20%なんだけど、やっぱりブレンドってイメージ

悪いかな。

うちのお茶屋は、戦後おじいが闇市へお茶を売りに行ったところ

から始まる(多分)。

もちろんそれ以前からお茶はやっていたのだけど、商売、って感

じじゃなかったんだろう。

なんて歴史を話しているとまた脱線するので、私とお茶の関係に

ついて。


小さい頃からジュースは飲ませてもらえませんでした。

お茶のみ。

と言うか、カップラーメン・科学調味料なども禁止。

すべてがお茶に支配されている!

子供の頃は嫌悪すべき対象だったのです。

だって、ゴールデンウィークなんかももちろん無かったし。。

じゃあ家でゴロゴロしてていいかって言うと、小学生の頃から「働けー

働けー」とおじいおばあ父母、みんな言う。


大体小学生に何ができるっつうの。

と思うかもですけど、あるんです。

しおり折り(当時は自分ちでしおり折ってたんだね)、お茶缶に入れる

内袋を膨らませる、など。

手伝いになっているのか?


とにかく一年で一番忙しい時にゴロゴロしている「人」をみんな見たくな

かったんだと思う。

ただそれだけ。


幼少期は暗黒の時代です。


「さっさとお茶とは決別しよう」


そんな事をずっと考えていました。


なのに、今、お茶の仕事をしている私。

自分のDNAにお茶が組み込まれているとしか考えられない。

嫌悪しても嫌悪しても戻ってきてしまう。

それとも強力なカフェインのせい・・・・?

産地だからそれもあるかも?


そんなこたぁあるわけないので、多分きっと「好き」なんです。えぇ。

わがままな男のように自分ばっかり振り回されて、なのになんで?好き・・・ポッ

みたいな感じ。


私とお茶の関係。


なんかここに書いてて気付いたんですけどね、実はw


私んちは静岡です。

どこへ行っても、


「お茶が有名なとこだね」


と言われて、


「うちお茶屋なんですよー」


と言うと、なんか喜ばれる(なんで?)。

ちょっと嬉しい。


だからかな、私は東京へ出てもコレと言ってやりたい事が見つからず、実家に戻ってから

別の会社へ勤めたけど全然やりがい無く、結局、実家の会社にいるんである。


だけど、ずううっとこうしようとは思わない。


『今までに無く新しい、伝統と文化を伝えるお茶屋をやる』


つもり。

気概充分!

あとは経験だけ(のハズ)、な私のblogです。

どうぞよろしくお願いします。


あ、全然お茶と私の話ではないや!!