H29.5.22 Mon
今思えば、この日は確かに変だったんですよね…
お腹、張ってはないけど硬いし。
同僚も「下にきてない?!」って。
でもそのときは、まぁ大丈夫でしょと、そのまま仕事を始めました。
授業がなかった4時間目。子ども達の提出物を廊下スペースでチェックして、そろそろ給食だなーと職員室に向かっている時でした。何か出たのを感じました。出血?!と急いで職員室横のトイレへ向かうも、その何かは出続けてて。
破水でした。
しかも、チョロっとじゃなく、ザーザーと。
何をしても止まらず、押さえるものもなく。とりあえず洋式便座のふちに、股を押し付けるようなかたちで座り、なんとか止めました。
もう少しでチャイムが鳴るから、そうした必ず誰か来る!と待つこと数分。やはり来ました!破水したことを伝えると、そこからは本当に早かったです。出産経験のある先生ばかりなので、かかりつけの産院への電話をしてくれたり、保健室からタオルを持ってきてくれたり。
この前の週の検診で、赤ちゃんはまだ推定体重1280グラム。まだ29週なのに…不安で胸が押しつぶされそうでした。
産院の指示は、医大へ救急車で行くことでした。救急車を待っている間、先輩先生たちはみんな笑顔でした。
「早く出たいなんて、せっかちなんやろうねー」とか、
「私ついていくから、このまま陣痛きたら、私が腰をさする!」とか、
「え?!立ち会っちゃう?!」とか。
この雰囲気が、本当にありがたかったな。
職場から医大は、とても近かったので、あっという間に搬送。そして、診察の結果分かったのは、完全破水で羊水があまり残っていないこと、逆子になっていることでした。よかったのは、子宮頸管が3センチはあり、子宮口がガッチリ閉じていたこと。
切迫早産での入院と、帝王切開が決まりました。