つづき






ラブホとラブホの小道から、

何件も何件も、

ラブホの駐車場を覗いて確認する。





その時。





ある一件のラブホの駐車場に、

我が家の車、

発見!!

やった〜






そこは、

駐車場から、

直接部屋に入れるタイプのラブホ。




愛車の停まっている奥のパネル、

「在室中」

電気が、

煌々と光っていた。






はい。

アウトーー!!








入ってしまったら、

もう出てくることはないでしょう。





そっと愛車に近づく。




ビデオカメラを持って。




写真は上手く撮れるか心配だが、

動画なら間違いない。




ラブホの、

「在室中」

が、しっかり背景に映るように、

愛車を動画に撮る。




そして、

動画を撮りながら、

ここがラブホと分かるように、

車を写しつつ、

道路に向かい、

ラブホの看板を撮っていく。




また、車に戻り、

ラブホの料金のパネルなど、

どんどん動画に収めていく。




最後に、

車の中を撮影。




女が乗っていた後部座席には、

我が家で、寒い時に膝掛けにしている、

私のブランケットが。




寒いだろうからと、

夫が持参したのであろう。

優しいんですね。





夜景を見るときに使おうとでも思っていたんですかね。

私のブランケットな






そんな想像していたら、

中で行われているであろう事も

想像でき、

吐き気を催す。




本当に、

気持ち悪い。





悲しいとか、

怒りとか、




全く無かった真顔






むしろ、

やってやった。

ついにやってやった!!!






ざまーみろ!!






清々しい





これで、終わったんだ。

と。





私はこどもデートに連れて行ったあの時、

完全に切れてしまっていたのである。





好きという気持ちも、

離婚したくないという

気持ちも。

全て。





さ、

このオサカナ、

どうやって、

調理しようかな〜