しばらくぼんやりしていたが、


こんな所を旦那に見られたら大変だ。


なんとか身体を起こして、


生まれたての子鹿状態になりながら、


急いでパンティをカバンの中に戻す。






旦那が起きてくる前に無事に元に戻せた。


とりあえず、ミッションは完了。

そのまま重たい身体を引きずって、ソファに倒れ込み考える。





…これはどうゆう事なんだろう。

…誰のだ?

…不倫相手のか?

…なんでこんなところに入ってるの?

…誰にもらったの?

…まさか、パンティが出てくるとは想定外なんだけど…





……やっぱり不倫してたんだ…………。




私の中で、

何かが崩れた。





信じてた。

不倫なんかしてないって。



普段、変わらずに接していたのは何だったの?

いつも通り、私を求めてきてたのは何だったの?




毎日、あなたは、

誰を想っていたの?






嘘つき


嘘つき!


嘘つき!!


嘘つき!!!!!!!









…これからどうしよう……



不安と、焦りでパニック状態。




事情を知っている友達に連絡することにした。

誰かに言いたかった。

誰かに聞いて欲しかった。




これを一人で抱えるのは、




…ムリだ。