夫に面会に行く日にちは努めて
ランダムにしています
続けたり間を開けたりです
日時を決めれば、その日は
待っているだろうと
思うのも落ち着かないのです
さりげなく「こんにちわ~」
と部屋に入って行けば
「お~」と返されるだけだけど
待っていたのかいないのか
嬉しいのかそうでもないのかも
分かりにくい表情だけど
持って行った葡萄を
美味しそうに食べてくれたから
それでいいです
※ ※ ※
一人の暮らしになってから
当然のこと、買い物が
少なくなったので
ショッピングカートの出番は
めっきり減りました
今日は芋カボチャを買って
遠くの孫に送りましょうと
コロコロ引いて歩いていました
少し前を、杖を突いて
ゆっくり歩く老紳士は
荷物もなくオシャレな帽子が
素敵です
この道筋のどこかの家で
奥様は昼食の準備をして
いるのでしょうか
背筋は伸びてキチンとした
佇まいなのに、沁み出すような
憂いは何でしょうか
“老いた男性”にたいする
ワタシの偏見と妄想を
膨らませながら
間を詰めることなく
コロコロとゆっくり歩いた
天高い秋の日。
芋カボチャ 豚丼のたれ
忍ばせる
常温で飛ぶ孫住む街に