『星野富弘』さんの

訃報を聞きました。

 

不慮の事故で手足の自由を

失い僅かに動く口に

筆を咥えて

 

感動の詩画を描き続け

られたのですが

その文字や画や詩の

味わいに魅せられました。

 

もろに被った時代に生まれ

生きたということからも

 

親しみが生まれて

出版された詩絵集のほとんどは

ワタシの本棚にあります。

 

今は隅の方に置かれて

いたのですが

偲んで一冊を手にして

います。

 

黒い土に根を張り

どぶ水を吸って

なぜきれいに咲けるのだろう

私は大ぜいの人の

愛の中にいて

なぜ醜いことばかり

考えるのだろう  【富弘】

 

 

夫が効き右の手足を

無くしたとき

「さあ、今度は左手で上手い

字になるぞ~」と、

 

大きなマス目のコクヨの

ノートに挑んだことを

思い出しました。

 

しか~し、半端な努力

だけでは星野さんの味わいには

程遠く、いつか諦めました。

 

今は左手の指一本?で

キーボードを叩いて

何やらしています。

          

                     赤い日が何の日なのか

                     追いつかない

                     29日は『昭和の日』とか