面白かったです。
が、本の題名は違うかな?という印象。
キャッチーな題名だとは思うけど。
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語り部は、架空の登場人物「愚息」と「新九郎」。
愚息は、シャムで古い仏典に触れ、釈尊のみを頂く元倭寇。
新九郎は、相模から目的をもって京へ出てきた兵法者。
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謎の多い明智光秀のことが知りたいと思い、手に取った本書。
当然、史実と創作を織り交ぜたフィクションな訳だけど、割りと腑に落ちた。
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既存の権威や権益を目の敵する信長。
信長のもとで立身出世した光秀と、その思想の齟齬。
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「定理」を駆使するのは、もっぱら愚息。
本能寺の変においても、光秀が「定理」を活用することは無く、面妖に戦国を生き残る武将達の選択が結果的に「定理」に則していると。。。
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ベイズの定理(ベイズ統計)。
読了した今でも理解していません