あまり物を無くさないので、物を探すのが下手です。
基本的に、私の中の記憶にないものは、部屋にないと思っている。

でも、パソコンのデータや色々なソフトをまとめた箱があって、それはパソコンを始めた頃からのデータだ。
PCソフトのお店に勤めていた友達がゆずってくれたフォントとか、今は使っていないものとか
ホームページで使っていた素材とか、そんな諸々のCDRとかが大量に入った箱なのだけど
あると思っていた場所からなくなっていて、5時間くらい探した。

疲れた。

腹をくくって捜したら、部屋の一番すみのまどの下まで移動していた。

たぶん、去年、ピチコの病状がすでに末期のころ、部屋の隅とか私の手の届かない場所に
頻繁に隠れるようになったので、物を移動して隅に行けないようにしたり色々したときに
そこまで動いて、それっきり忘れていたらしい。

掃除しながら探したので、ぴちこの毛も出てきた。
泣ける。


youtubeで、捨てられて路上生活を余儀なくさせられたプードルが保護されて、また人間を信じるように
なるまでの動画を視ながら探した。

毛足の長い愛玩動物が捨てられると、とんでもなく不幸になる。
ぼろ雑巾のよう。

職場でマルチーズがついてきて、飼い主を探したけど見つからなくて
うちで飼ったことがあったけど
その子も、毛がもつれて、まるで体に添って鎧のようになっていて、洗ってもきれいにならないし
乾かなくて皮膚病になりそうだったから、ハサミで少しずつ切った。

あの子は私に保護されたのを知っているようで、痛くても我慢していた。
すぐに容態が悪くなり、再生不良貧血を患っていることが分かった。
病気で捨てられたのかもしれない。
それか、病気なのに逃げて放浪して私の後を追いかけてきて離れなかったのか、どちらか。

闘病むなしく、あっけなくなくなってしまったことを思い出して涙が止まらなかった。

私があまりに悲しんだので、母がブリーダーさんからマルチーズを連れてきてくれて
まだ子犬のその子は、とても可愛かったのだけど
前の子の死を引きずっていたので、初めから全力の愛を注げなかった。
でも、その子も再生不良貧血だった。
親から貰っていたらしいと、獣医は言った。
親から離されて、免疫が切れたのだろう、すぐに逝ってしまった。
世界が終わったと思うほど悲しかった。


そんなことを思い出すうちに、見つかった。
吃驚するくらい、部屋の隅にいっていた。

無くし物を探すのは
亡くなった子達を思い出す時間だったのかもしれない。
目が痛いよ。