息が出来なくなるとどうなるか、わたしは知っている。
きついよね。

亡くなった猫も、こんなんだったんだろうなって思っていた。

これが楽になるという治療を、どの子にもしてあげられなくて
プレスト状態っていうのかな、呼吸がすごい速さで荒くなると
数時間しかもってくれなかった。
早い子は数十分で亡くなった。

せんせいが甘くみている私に「点滴が間に合わなくて呼吸が止まると救急車の中でも死にますよ」と仰るのは、
たぶん、あんな感じになるのだろう。

亡くなったあの子達も全員、こんな風に苦しかったんだろうな。
みんな、どうにかして最後のときを迎えるのだけど、どんな経緯があっても最後は呼吸が止まる。

私は、その練習を何度もしていたのかと思う。

けれど
じょじょに悪くなっていったのだから、周りが思うほど、わたしは重要視していなくて
苦しいけど、まだ最悪ではないだろうと思っていたのです。

最悪に苦しい、酸素が入らないのは経験積みで個人病院に緊急で視てもらったけど
呼吸器専門じゃなかったせいか、治療がテキトウだった。

何度かその状態になって病院に行っても
あまり即効性のある治療をしてもらえないって分かると、「あのときよりもマシだから、まあいいだろう」と
放置するようになる。

今回、ステロイドで気管を広げていて、今までよりも格段に楽なのだけど
その代わり、今までなんでもなかったような息苦しさが耐えられなくなっている。
一度楽になると、ちょっとの負担が大きく感じられるようになってしまった。

薬で体が正常な状態を覚えてしまったからだろうけれど、無理がきかなくなってしまった。
よくなったはずなのに、なんだか使い勝手が悪くなってしまったように思うのはなんでだろうか。