
丸々しているぴちこを抱っこして、ずっしり膝に重みを感じながら
ぴちこの母猫さまの事を考える。
驚くほど軽かった母猫さま。3キロぎりぎりだったんじゃないのかな。
人間が嫌いなのに、私に抱っこを許した母の愛。
そのとき、あまりの軽さに涙が出そうになった。
人間によっては怖くないと、子猫に教えたかったんだろう。
あのあとほどなく、母猫さまは子供を置いていなくなられた。
ぴちこは母猫さまと別れたのです。
あれから5年と半分。
ぴちこはズッシリになっていますよ。
何度も死にかけたけど、持ち直しています。
先生から、もともと弱い子だと思うと言われたけど
野良だったのだから仕方ないのかなと思っている。
母猫さまが私に預けてくれたから、及ばずながらも
こっちに留まって貰っています。
母猫さまが必死に繋いだ命のバトンが、ここで終わってしまうのは
申し訳ないけれど、そのぶん大事にしますから見守ってくだされ。
