書こうと思っていたのに、全く書けなくなってしまっている
今日、その理由を思いたち納得した
きっと、夫の病気について書きたいと
この苦しかった人生をそして病気の理解を得たいと
何十年も思ってきた
今も尚、苦しんでいるご本人やご家族に寄り添いたいと
それが、私の宿命だと思ってきた
でも、今、書けないのは
夫の病気は本人の症状に合う薬があって
症状が今、落ち着いていて、毎日が平和に過ごせているから
昨年から、知るところとなった日本の現状と
あまりに理不尽な死について
許せない気持ちが強くて、そちらを書くことで精一杯で・・・
だからなんだな、きっと
30歳の時に、夫が発病して
夫の両親から言われた言葉
「私のせいで病気になったのだから、どこか、見えない所へ
行って、二人で暮らしてくれないか」
と、義父に吐き捨てる様に言われた
義母は、元々、冷たい人で
本人はとても優しいと自分では思っていて
私には、透けて見えていた気持ち・・・
義父と同じだったみたいで、慰めの言葉も
一緒に頑張ろうでもなかった
それに、義父から出た言葉は、義母が言わせている
言葉である事は、数年間、人となりを分かっていた
ので理解できた
私は、まだ29歳で幼い子供を抱えて
実家の両親も遠く、姉妹も友達もいない田舎町で
途方に暮れていた私に向かって
浴びせられた言葉
もし、同じ立場で、私に声をかけるとしたら
「こんな遠い所まで嫁に来てくれたのに、こんな事になって
申し訳ない。でも、一緒に乗り越えていこう。私達もサポート
するから、これからも、宜しくお願いします」
と言うのではないかな
でも、私に発せられた言葉は
「お前が病気にした。お前のせいだ。だから、自分たちから
見えない所で暮らせ・・・」
こんな理不尽な言葉って、あるのかな
その時「ああ、こんな両親に育てられたから、夫はきっと
病気になったんだね。このまま、私が去ったら
夫は、この両親の元では、きっと、治らないだろう
そして、一生、両親を恨み続けるんだろうな」
そう思ったら、闘志が湧いてきた
私が、夫を助けないと・・・この人を救ってあげたい・・・