ちょっと行き過ぎて
かなり戻って辿り着く
住所非公開のカフェ ヘイデン
開店したての頃はマップに印もあったが
今は消え
完全に非公開
と
思ったら
雑誌に掲載を許可してて
ちょっと意味が分からない
静かに営業したいのか賑わいたいのか
斜に構えたいだけ?
店内入ると
カウンターのお兄さんと
目が合うと言うより
見抜くような
射抜くような
ちょっと鋭い
怯まず
店内利用を告げ
メニューの撮影許可も頂き
本日の珈琲を伺うとアメリカーノとの事
それをお願いすると
テイクアウトのみだそう
なのでドリップコーヒーを
左 エチオピアの深煎り
中 オリジナルブレンド浅煎り
右 コロンビア浅煎り
ブレンドを注文
現在書家さんの個展中とのこと
そばに有ったリーフレットを頂き
奥の席へ
カウンター(窓際四脚+奥に三脚)
四人掛けテーブル一卓
二人掛け一卓
BGMはJAZZ
この日この時間から書家さんが在廊とは
(思っていなかった)
さぁ困った
書なんて興味を持ったことが無い
どなたも店内に居ないことを良い事に
色々教えて頂きながら
書を観させて頂く
紙の事を教わり
φ(.. )
和紙の原料は四種類
楮(こうぞ) 三椏(みつまた) 雁皮(がんぴ) 麻
同じ字を書いても個性それぞれ
墨を変えてみたり… 云々
中国紙は竹から出来ているのだそう
墨の事も教わる
墨は年代によっても違いがあるのだそう
驚く話ばかりで
もうアレやコレや
思いつくまま湧き出るまま
質問しまくってしまった
そんな訳で珈琲は冷めてしまった
淹れてくれたお兄さんに申し訳がない
しかし冷めてても美味しい
すっきりとした酸味
温かな時はまた違う味わいだったのかな
珈琲豆に対しても申し訳ない
ドリップパックに
書を付けて販売中だと聞いたのを思い出し
(同じ味は出せないけど)
温かなのを飲んでみたい気持ちと謝罪と
説明してくれた書家さんへのお礼と
諸々の想いで
そのパックを購入
思いがけず
良き体験
あまりに気分が良かったので
相手をして下さった書家の先生は
さぞお疲れになった事だろう
お陰で『書』に興味が持てた
感謝である