福島県で、子供の甲状腺に高い割合で甲状腺に嚢胞が見つかった件ですが
以前よりお知らせしてきたように、青森県・山梨県・長崎県の3県で、対照検査を行いました。
4300人の3~18歳の子供を調べたところ
福島県内 41.2%
青森県・山梨県・長崎県 56.6%
の子供から甲状腺にしこりや嚢胞が見つかったということです
速報なので詳しいデータは見てません
福島テレビ 3月8日のニュースです
http://www.youtube.com/watch?v=e4SjPSgUM7k
要2次検査の割合も
福島県 0.6%
青森県・山梨県・長崎県 1%
という状況です。
少なくとも甲状腺から嚢胞などが見つかる割合は、福島県やその他の県に今のところ差はない(というか他県のほうが多いぐらい)ですので
福島県で見つかった嚢胞などは、「原発事故とは今のところ関係ない」と考えるのが極めて妥当
「今後どう推移するのか」は見て行かなければなりませんが
小児の甲状腺の嚢胞、特に小さなものは自覚症状がなく、調べてみたら「どこの県でも結構多かった」というだけの話
見つかったお子さんの今後は見て行かないといけませんが、ほとんどが悪化すること無く済んでしまうものです(当然大人からも見つかりますし、小さいものは大抵の人にあります)
以前に他の医療機関や甲状腺専門医のデータ等をお伝えしましたが、それともあまり変わらない数値です、妥当だと考えます。
福島県の甲状腺の嚢胞などの割合は、要するに「普通」です。4割でも普通なんです。
これで不安に思っている親御さんも少しは安心して頂けるのではないでしょうか?
詳細などが分かり次第、詳しくお伝えします。
追記
朝日新聞の記事 以下 転載
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303080179.html
子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果
【大岩ゆり】環境省は8日、長崎や山梨、青森の子ども約4300人を対象に行った甲状腺検査で、6割に袋状の嚢胞(のうほう)やしこりが見つかったと発表した。東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)の影響を探るために、福島県が進める子どもの甲状腺検査結果と比較するのを目的に調べていた。福島では4割に嚢胞などが見つかっている。
福島県は事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺の超音波検査を行っている。1月までに約13万3千人が検査を受け、41・2%に2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこり(結節)が見つかった。
子どもの甲状腺をこれほど高性能の超音波機器で網羅的に調べた前例がなく、4割という割合が大きいのか、被曝(ひばく)の影響があるのか判断が難しい。このため、環境省は福島県外の長崎市と甲府市、青森県弘前市の3~18歳の子ども4365人を対象に、同じ性能の超音波機械を使い、同じ判定基準で検査をした。
この結果、2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下の結節のあった子どもが56・6%、それ以上の大きさの嚢胞などがあった子は1%(福島は0・6%)いた。環境省の桐生康生放射線健康管理担当参事官は「福島も他県もほぼ同様の結果と考えている」と話す。
福島県では、事故の影響が出るか調べるため、約36万人の子どもを対象に生涯、検査を行う計画だ。
嚢胞などのある子が県外が福島より多い理由について、検査を受けた年齢構成などを詳細に分析して月内に公表するという。
長瀧重信・長崎大名誉教授は「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査では、被曝の影響の有無は判断できず、福島で生涯、検査を続けることが必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較が必要だ」と話す。
以前よりお知らせしてきたように、青森県・山梨県・長崎県の3県で、対照検査を行いました。
4300人の3~18歳の子供を調べたところ
福島県内 41.2%
青森県・山梨県・長崎県 56.6%
の子供から甲状腺にしこりや嚢胞が見つかったということです
速報なので詳しいデータは見てません
福島テレビ 3月8日のニュースです
http://www.youtube.com/watch?v=e4SjPSgUM7k
要2次検査の割合も
福島県 0.6%
青森県・山梨県・長崎県 1%
という状況です。
少なくとも甲状腺から嚢胞などが見つかる割合は、福島県やその他の県に今のところ差はない(というか他県のほうが多いぐらい)ですので
福島県で見つかった嚢胞などは、「原発事故とは今のところ関係ない」と考えるのが極めて妥当
「今後どう推移するのか」は見て行かなければなりませんが
小児の甲状腺の嚢胞、特に小さなものは自覚症状がなく、調べてみたら「どこの県でも結構多かった」というだけの話
見つかったお子さんの今後は見て行かないといけませんが、ほとんどが悪化すること無く済んでしまうものです(当然大人からも見つかりますし、小さいものは大抵の人にあります)
以前に他の医療機関や甲状腺専門医のデータ等をお伝えしましたが、それともあまり変わらない数値です、妥当だと考えます。
福島県の甲状腺の嚢胞などの割合は、要するに「普通」です。4割でも普通なんです。
これで不安に思っている親御さんも少しは安心して頂けるのではないでしょうか?
詳細などが分かり次第、詳しくお伝えします。
追記
朝日新聞の記事 以下 転載
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303080179.html
子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果
【大岩ゆり】環境省は8日、長崎や山梨、青森の子ども約4300人を対象に行った甲状腺検査で、6割に袋状の嚢胞(のうほう)やしこりが見つかったと発表した。東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)の影響を探るために、福島県が進める子どもの甲状腺検査結果と比較するのを目的に調べていた。福島では4割に嚢胞などが見つかっている。
福島県は事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺の超音波検査を行っている。1月までに約13万3千人が検査を受け、41・2%に2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこり(結節)が見つかった。
子どもの甲状腺をこれほど高性能の超音波機器で網羅的に調べた前例がなく、4割という割合が大きいのか、被曝(ひばく)の影響があるのか判断が難しい。このため、環境省は福島県外の長崎市と甲府市、青森県弘前市の3~18歳の子ども4365人を対象に、同じ性能の超音波機械を使い、同じ判定基準で検査をした。
この結果、2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下の結節のあった子どもが56・6%、それ以上の大きさの嚢胞などがあった子は1%(福島は0・6%)いた。環境省の桐生康生放射線健康管理担当参事官は「福島も他県もほぼ同様の結果と考えている」と話す。
福島県では、事故の影響が出るか調べるため、約36万人の子どもを対象に生涯、検査を行う計画だ。
嚢胞などのある子が県外が福島より多い理由について、検査を受けた年齢構成などを詳細に分析して月内に公表するという。
長瀧重信・長崎大名誉教授は「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査では、被曝の影響の有無は判断できず、福島で生涯、検査を続けることが必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較が必要だ」と話す。