昨夜私が泊まったが、また夜中に汗だくとねり

全て着替えた。

こんなんやったらもう入院したいわぁ。と母。

母は一喜一憂するタイプなので、これまでも嫌なことがあると後先考えずに発言することが多かった。

しかし今回は夜中の多量発汗が大変なので

言ってるように落ち着くまで入院もいいなぁと

感じた。

もうすぐ介護休業に入るが

それまで仕事をしながら母のところに泊まって

夜中も何度か起こされて眠れないので

疲れ果ててきていた。


9時半予約だったので早くに兄と3人で受診に向かった。

どんな先生かなぁ?と3人で何度か話し向かった。

待合室には様々な方がいた。

ここにいる方は皆んな癌患者さんとその家族なのかぁ。

たくさんいてはるんやと思った。

1番奥の診察室から呼ばれた。

宜しくお願いします。

女医さんだった。

腫瘍内科とはとゆう科の紹介を早口で慣れた口調で話され圧倒された。

手術も放射線の治療もしない方向で納得されてますか?と先生が母に問いた。

はい。私は自然が好きです。

しんどいことは嫌なので、痛みとか苦痛ができるだけ少ないようにしてもらいたいです。としっかり話した。

母は89歳。

癌を宣告されて、怖いとか落ち込むこともなく

しっかり自分を見失っていないところに

我が母ながらあっぱれだった。

そして母は夜中に汗が出て仕方ないんです。

寒い中着替えるのがしんどくて、先生入院させてもらえませんか?と訴えた。

先生は出来ますよ。

今は部屋に空きがあるので、今日からでも明日からでも入院はできます。と言われ私たちの方を向かれた。

私は兄の方を目配せした。

兄から澤田先生も原因がはっきりわからないと言われ、入院してこちらで落ち着くまで入院させていただけたらと思いますと伝えた。

入院は緩和ケア病棟となります。

試験入院とゆう形で今回入院すると、

急に入院が必要となった場合でも優先的に入院出来る権利としてカードが渡されます。

それが発行されると安心につながると思いますと言われた。

そしたらばあさんいつから入院させてもらう?と母に聞くと明日から!!と希望した。

そしたら明日から入院でお願いします。

コロナ禍なので面会はガラス越しでと説明があった。

入院に必要な検査を受け、コロナが陰性と確認の上

手続きを行い明日から入院となった。


女医さんであったが、優しい雰囲気はなく

サバサバとした先生だった。

母は澤田先生の方がええけど仕方ないなぁと帰り道話した。

私も兄も同じ気持ちだった。


兄も私も仕事なので母を家に送り届けてから

仕事に向かい、

私は9時に仕事が終わってから自分の家の用事を済ませて母のところに泊まる準備をし、向かった。

着いてから入院の準備をしたので夜中までかかった。