母の大好きな澤田先生の4回目の外科受診。

今日も兄と3人で受診。

夜中の発汗多量状態が続いていて、

何か解決法が見つかるか待ちに待った受診だった。

採血とエコー検査を受け、結果が出てからの診察だった。


結果が出るのを待って、診察室に呼ばれた。

先生からこないだ神戸の病院行ってきました?と

母に問われた。

行ってきましたよ。この子と!

私神戸に疎開してたので、久しぶりに神戸行けてなんか嬉しかったです。

お天気も良くて少し旅行気分でした。

ペラペラいつも通り元気によく喋る母だ。

私から神戸の病院への紹介状のお礼を伝えた。

いえいえいいですよ。

良くある返答だが、たったこれだけの言葉が

この先生の言葉は心から言われてると感じれられた。

あちらの病院から返事が届きました。と先生が言われた。

ありがとうございました。

もうあとは母らしく過ごしてもらうように

支えるだけです。

ここまで出来たので後悔がなくそう思えるようになりました。と伝えた。

先生も看護師さんもうんうんとうなづいておられた。


発汗の原因を探ってみましたが、貧血もなく、甲状腺も異常なかった。

エコーもこちらに来られた時に持って来られた画像より若干腫瘍が大きくなってるかな?とゆう状態で余り変わっていません。

なんでしょうね?先生もわからない様子だった。


現在外科受診となっていますが、手術をしないので

この辺で腫瘍内科の先生にバトンタッチした方が良いのではないかと思います。

そりゃそうだろうなぁ。と思った。

母はえ?と不思議な顔をしたので、再度説明した。

え〜〜!そう〜。母は困った顔をして不服そうだった。

母は澤田先生が大好きで私たちも先生に信頼を寄せているので残念ですが、仕方ないですね。と伝えた。

先生はニコニコし、母にいつでも寄ってくれていいからね。待ってますから。

あったかい言葉だった。

なんか泣きそうになり、これで泣いたら引かれる。

そんなことを感じ、自分の涙を止めるためにも

母に大きい声で先生にサインもらっとく?と笑いながら肩を叩いた。

母はよ〜言わんわとケラケラ笑い。

ありがとうございました。残念ですけど。と渋々

受け入れざるを得ないのはわかってる様子だった。

ありがとうございました。

ホントに色々お世話になり、先生にたくさん救っていただきました。

家族も納得して今後を受け入れることができました。

また泣きそうになってしまい、深々とお辞儀をし、早々と診察室を後にした。


看護師さんから腫瘍内科の受診が明日か来週と言われ

明日の予約を取ってもらった。

私と兄は慌てて仕事の都合をつけ、明日に備えた。