2年程前に次女の頭の中に〝類表皮嚢胞“とゆう良性腫瘍が見つかった。

唯一の治療が手術しかない病であった。

幸い症状が出てなかったので

手術の時期は決めることができた。

症状が出てきた場合は即手術になるが

子どもがもう少し大きくなって、

周囲の大人でも対応できるようになってから

と経過を見ながら外来に通っていた。

今日はその診察日だった。

MRIの結果を含め、手術の時期を

ある程度伝えることとなっていた。


今日の受診までに娘夫婦と相談し

11月に父が亡くなり、全て落ち着いた頃にしよう。

上の子が夏休みになり、パパも休暇が取りやすい夏に

手術はどうかと考えていた。

なのに、1月に母が癌であることがわかった。

以前にも書いたが、私が離婚してから、忙しい私に代わり娘たちの面倒を良くみてくれた母。

次女は自分の結婚式の挨拶で

寂しくなかった。

私には母が2人いてくれたからと表現するほど

彼女の中で大きい存在だった。

当然手術の時期が決められなくなった。


MRIの結果は若干大きくなっているが、症状がないのであれば、まだ待てるとのことだった。

身内に癌が見つかってしまい、手術も出来ない状態なので、今手術時期を決めかねていることを伝えた。

先生は2.3年と言われるとどうかと思うが、それまでならそこまで大きさも変わらないので待てるとのことだった。


娘が早くとってしまいたい気持ちはあったが

手術時期は未定となった。