3度目の外科受診。
母はまた澤田先生に会えることを喜んでいた。
今回も兄と3人で受診した。
特に今回は少し前から母が夜中に大量の汗をかき、
下着までびっしょりになり、夜中に全て着替えるとゆう日が続いていて、澤田先生にたずねるのを待っていた。
少し待って診察室に呼ばれた。
私と兄がセカンドオピニオンのお礼を伝え、
納得できた方がいいのでね。そう言いながら
先生は書面での返事を私たちに手渡してくれた。
最近の調子はどうですか?
先生は優しく母に尋ねられた。
母は夜中に汗だくになるので困ってることを伝えた。
なんでしょうね?痛いわけじゃないんですね?
真冬に夜中着替えるのは辛いですね?
同じ病気の人で、そういった症状は余り聞きませんねぇ。と先生もわからない様子だった。
放射線科の方はどうしますか?
母は余り放射線の治療はしたがらなくて、
症状が出た時にお願いしようと思います。と伝えた。
セカンドオピニオンの方は神戸の低侵襲がん治療センターも候補に上がってましたがいいですか?
先生の方からそんな風に言ってもらえるとは思ってなかったので、少し驚いた。
私はこれ以上申し訳ない思いと、2ヶ所の病院で無理と言われたので、諦めた思いがあったので、ありがとうございます。もう大丈夫です。と答えた。
夜中の汗に対しては痛み止めを飲んでみて下さい。
では来週採血とエコーをしてからの診察にしますね。
エコーの説明を受け病院をあとにした。
兄と交代で私は2日に1回泊まるようになっていたが、
最近は夜中の大量の汗のおかげで
兄が居ても着替えるのを手伝ってもらえないと言う理由からほぼ私が泊まるようになっていた。
『ばあさん今日も私が泊まるからね』
母を送ってから私も兄も仕事に向かった。