癌が発覚してから13日目にやっと紹介先の病院に受診となった。
腫瘍内科を希望したが、生検を受けて
腫瘍を確定診断した上でないと腫瘍内科に受診は出来ないとゆう。
画像でわかってるはずなのに、、
高齢の母にそんな侵襲的なことはしたくないので外科受診で良いと伝えた。
紹介された病院は父が亡くなった病院で
その時の対応の良さが印象にあった。
今回も兄の車で母と3人で向かった。
初診受付を済ませて、地域連携室に紹介状を提出して
外科に向かった。
担当は〝澤田先生”となった。
30分程待って診察室に呼ばれた。
初めまして。澤田先生が話始めると安心感に包まれた。
紹介状と画像を拝見しましたと言われ、様々な画像を見ながら再度丁寧に説明して下さった。
前の病院ではこんなに丁寧に説明を受けていなかったので、こんなに悪かったんや、、と突きつけられたようだった。
私たちの最後まで母らしく寝たきりにならずに過ごしたい。という希望を聞くと
放射線療法を受け少し腫瘍を小さくして苦痛な症状の緩和に努めるという方法がいいかな?と思います。
今日放射線の先生と会ってみますか?
そこで専門の話を聞けば更にわかると思います。
そう言われ、放射線科に連絡をとってくださった。
今からすぐに来てくださいということなので、
そちらでも話を聞いてください。
終わったらもう一度話をするので戻ってきてくださいと言われた。
もう一度戻ってくる。この対応が更に安心感をくれた。
終始母にも聞こえてるか確認しながら話をして下さり
男性の医師でこんなにきめ細かい対応が出来るのかと話を聞きながら関心していた。
診察室から出て1階の放射線科に歩いて行った。
歩きながら『ええ先生で良かったなぁ。』3人で言い合って向かった。
放射線科では問診票を書くとすぐに呼ばれた。
澤田先生から部長に頼むからねと言われていた。
初めまして。画像を見ながら放射線で腫瘍を若干小さくしていくことは可能です。
副反応を抑えるために毎日10分位で1週間してみますか?という話をされた。
母は実の妹を骨肉腫で亡くしていて、その時に受けた放射線の副反応の醜さが印象にあるらしく
先生に火傷したり吐いたりするでしょ?と聞いていた。
今の放射線は火傷はほぼしませんが、何年前ですか?と聞かれ、妹は20歳で亡くなったんです。だから60年位前ですか?と言うと随分進歩してるので火傷はほぼありませんよ。と言われた。
事前に小さくして症状の出現の予防に努めるか、
黄疸や痛みが出たりしてから、その症状を緩和させる為の緩和照射にするかですね。
ただ吐き気が出たり、食欲不振になったり、倦怠感が出るなどやってみないとわからないところはあります。
そしてやり始めて例えば5日で止めるとします。
そうするとそれまでしたことは無効になります。
と説明を受けた。
本で読んだサイバーナイフとトモセラピーは適応ではないか聞いてみた。
トモセラピーを使おうと思っています。
サイバーナイフはありませんということだった。
すぐには決められない為、また外科の先生経由で
受けたいなら伝えてください。ということで
外科に戻った。
4日後に予約となり、それまで家族で話してくださいと言われた。
今日は今までのことを思うと、とても意味のある受診だった。
終わったのは昼前。
兄は終わり次第仕事。
私は夕方から仕事となり、お昼を食べて変えることにした。
この日も寒く、帰り道に兄の好きな丸亀製麺があった為、また丸亀製麺になった。。
仕事も終わり帰ってゆっくりしたのは9時ごろ。
ひとりになってから、ゆっくりと色々考えると涙がでた。