『姿勢から美と健康を引き出すマニュアル』2011.4.1版
―――「心の風邪にきくヨガ・ピラティス瞑想」編
第3章 実践
①呼吸を観察してみよう
A)仰向け
①仰向けになって、床と体の接する面を感じてみましょう。
~後頭部、肩、背中、腰、お尻、腕脚…面積が広いほど、その部位はリラックスしています。
※例えば肩が緊張しやすい方は…肩の外側が巻き上がって床から浮いています。
腰や背中が緊張しやすい方は…腰と床の間が手の平1枚分以上浮き上がっています。
感じとる中で、姿勢に違和感を感じたら体を動かして、一番心地よい姿勢で寝ます。
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②お腹に手を当てて、呼吸を感じてみましょう。体はどこがどのように動き、変化しますか。
~最初はほとんど動きを感じられないかもしれません。普段はそれほど体が緊張し、浅い呼吸になっているものです。
~*鎖骨・肋骨が広がる感じ
*お腹が膨らむ感じ
*背中が床を押す感じ が肺の周りで感じられてくるかもしれません。
~*頭蓋骨や手足の先が膨らんで張る感じ
*血液の流れる温かさ 体全体が呼吸で動く感覚を感じられるようになります。
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③腹式呼吸に移行してみましょう。
※腹式呼吸は、ストレスや緊張を解き、リラックスした時に出る脳波・α波が出るようになります。
免疫力を上げ、病気を予防します。
~お腹の中の風船が、前後左右に膨らんではしぼみます。
少しずつ呼吸のストロークが深く変化してくるのが分かるでしょう。
~体は周りの空気や太陽、大地に温められ、緊張して動きの固い部分が溶かされます。
息は体の固い部分に入っていき、凝り固まりや緊張感やストレスをかき出していってくれます。
座位へつづく