【整体マッサージヨガマニュアル】第2章・整体マッサージヨガについて | 姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

ヨガ・ピラティスをきっかけに心の病・摂食障害を克服。
心身の健康を目指す方への日常的なヒントになるインストラクターのブログです。

『姿勢から美と健康を引き出すマニュアル』2011.1.1版

---整体マッサージヨガで心と体のこりほぐし!編

第2章
①整体とは

皆さんは自分が健康だと思いますか?
頭痛・肩こり・腰痛・便秘・冷え症・神経性胃炎…何かしら悩みがあることでしょう。

そして凝っているからマッサージを受ける・便秘だから下剤を飲む・痛いから注射を打って抑えるなど、病気になってから対症療法をすることが多いものです。

年相応だから仕方ない、病院に行っても「どこも悪くないから、ストレスですね。よく休んで。薬を出しておきましょう。」と言われるだけ、どうにもならないのか…と考えていませんか。

動物や人間にはもともと傷口が自然にふさがるように、自然治癒力が備わっています。
しかし、現代人は同じ姿勢を取り続けたり、目など局所を酷使したり、化学製品を口に入れたりと不自然な環境に置かれることから徐々に本来の正常な状態から離れていってしまいます。

身体を本来の状態に戻し、自然治癒力を常に発揮し続けられるようにするのが整体の考え方です。


②慢性症状について

$姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

肩コリ・冷え症など、慢性の身体の症状は、偏った姿勢や運動不足・ストレスにより血流が滞り、筋肉が固くなったり骨がずれたりすることで神経を圧迫し、まひしたり痛みを感じたり機能が低下したりする結果であることがほとんどです。

血流が滞った部分にこり・痛み・むくみ・冷えが起こるのはもちろんのこと、背骨の歪みや圧迫によって、その部分の脊髄から出る神経が司る部位の機能が低下したりしびれが起こることもあります。
自律神経の働きもまたしかりです。

また、リンパ液は血管から染み出したもので、血管の近くにあり独力で流れる仕組みが弱いことから、リンパ系の働きである老廃物の排出や免疫を保つ機能を低下させることになります。

さらに、人間の身体を正常に保っているホルモンも血液中を流れますし、自律神経の刺激を受けて放出されるので、ホルモンバランスの崩れにも影響します。


③ツボ療法・ゾーンセラピーについて

$姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

中国では昔からツボ療法があり、
「全身には気の流れ(経絡)があって、気の出入りが激しいパワースポット・中継点としてツボがある。ツボは気の過不足・アンバランスを直すポイントとされ、血の巡りを良くし、代謝が高まる」ことが普及していました。

また、アメリカでもウィリアム・ヘンリー・ホープフィッツゲラルド博士(1872~1945)が手術中患者が無意識にツボを押して痛みと戦っているのを発見・研究したことから
「人体のある部分を圧迫することで、離れた他の部分にも効果が及ぶ」というゾーンセラピーが発展・普及していきました。


④ヨガについて

ヨガはインド古来に始まり、「思い通りにならない心をコントロールする・心と体を結ぶ」ことに端を発し「結びつける」意味のサンスクリット語「ユジ」が「ヨガ」に変化しました。

私達が実践するハタヨガの多くは、ポーズ(アーサナ・座法)・呼吸法・瞑想を重点として構成され、心身両面から総合的に整えられる健康法として広まっています。

ヨガによる主な効果は「1章・整体マッサージヨガのメリット」に述べたとおりです。