前回ヒナのドッグフードをグレインフリーに替えたというお話をしましたが、今回はそのグレインフリーについて調べました。
グレインとは
グレインとは穀物のことで、穀物が入っていないフードのことを指します。
ただ、穀物はどういったものか?どこまでが穀物として扱われているのか?
そしてグレインフリーの定義やグレインフリーのフードを使用することについてのメリット・デメリットをご紹介します。
大きくグレインには次の3種類があります。
①禾穀(かこく)類 大麦、小麦、米、トウモロコシ、ヒエ、アワ
②菽穀(しゅくこく)類 大豆、小豆、インゲン豆、エンドウ豆、落花生
③疑穀類 蕎麦、アマランサス、キヌア
ただペットフードでグレインフリーと呼ばれるものは①の禾穀(かこく)類が含まれないものとなっているようです。
グルテンとは違うの?
よく似ている言葉で、間違いやすいのが「グルテン」です。「グルテン」とは、大麦や小麦などの麦類に含まれるタンパク質のひとつで、グレインの中に含まれている栄養素がグルテンと言うことです。
グレインフリーを選ぶ理由
理由は大きく2つあります。
①犬は肉食
②穀物は消化が肉より劣る
人間の唾液には「アミラーゼ」という、デンプンを分解する消化酵素が含まれていますが、犬や猫の唾液には含まれていません。そのため、消化不良を起こす可能性がありますが、ドッグフードに含まれている穀物にはメーカー独自の改良が施されて消化不良を起こすことは少ないようです。
グレインフリーって結局良いの?
グルテン不耐症を起こしやすいワンちゃんであればグレインフリーは有効です。
ただ、高タンパクになりやすく、タンパク質を分解する役割を担う、肝臓や腎臓への負担が大きくなる可能性があったり、肉の含有量が多くなっている場合には、脂質が高くなると言うことも有ります。
そのため、タンパク質や脂質の制限をされているワンちゃんには注意が必要です。
穀物は悪いというわけではありません。
食物繊維がたっぷり含まれて、ゆっくりと消化されるため、大腸まで食物繊維が届いて腸内環境を整えるとも言われています。
特に穀物アレルギーがない場合、穀物(炭水化物)はとても有益な栄養補給源と考えられます。
結局、グレインフリーが一番優れたドッグフードと言うわけではないのかなと考えなおしました。ワンちゃんの年齢や健康状態、運動量とかを総合的に判断して我が家のワンちゃんに合うものを適量、定時に与えるのが良いようです。