2021年、私は新卒から勤めた会社を退職した。ザ・JTCで、年功序列で、何を評価されているかモヤモヤはぬぐえず、せっかくとったMBAも見てもらえずマミートラックに配置され絶望した。
新卒から2021年まで
確かに楽だった。「一生懸命働いているふり」「仕事のできる見た目」があればどんどん人脈と政治力で突き進んでいけただろう。
出産後、育休明けで2児を抱えた私が配属された部署は、承認作業がメインの仕事だった。超絶つまらなかった。
承認はいつくるかわからないので時間内は席にいる必要がある。9時から18時半という時間も微妙で、例え在宅であってもその時間にPCから離れられないのはしんどかった。
今思うことは、離れたいときは時間給を申請すればよかっただけなのだ。または有休でもいい。
でもしづらいと思っていた。
なぜしづらかったのか?私は仕事ができる人だと思われたかったから。
評価されたい(昇給したい)と思っていたから。同僚より遅れている焦りと、後輩に追い抜かされる怖さがあった(実際に、ほとんどの後輩にタイトルが追い抜かされていた)
評価を気にしなければ、割り切ってそこで働きつづけたと思う。
でも、仕事は「大した事ない、簡単」だった。
大した仕事をしていないのに、そのために子供を保育園に預け、忙しいフリ?をしていることに罪悪感があった。
もっとやりがいのある仕事なら子供を預けていても満足感があるのに、無駄な時間を過ごしている気がした。
出張もしたかったのに、ひたすらデスクワーク作業。
この会社のメリデメをまとめると
〇「どの会社で働いているか」が明確で、人に説明しやすい
◎ 子供が喜ぶ業界
△ 何の仕事をしているかが転職市場で見えにくい
〇 福利厚生
△ 年功序列のレールから外れたときが辛い、自信を失う ←これが一番だったかも
〇 部署移動は政治力・人事・上司に左右される
△ ボラティリティが高く、ボーナス増減が大きい。全社員で上がるか下がるかの世界。
自分の市場価値を上げたい、そう思って転職することにした。
次は、MBAを評価してくれた外資系。
これはかなり私の価値観を変えることになる。
2社目 外資系メーカー
ほぼ裁量労働制のポジションだった。管理職じゃなかったけど、勤務時間が自由自在だった。
入社して早い段階はまだその感覚が解らず、仕事を早上がりしたい日にそれを上司に伝えたら、「会社はフレックス制度があります。わざわざ報告不要ですよ」と言われる始末。
仕事は自分で探しに行くスタイル。しなければしないで日々は過ぎていく(評価は怖いが)。それでも自分でコントロールできるというのはやりがいがあったし、楽しかった。勤怠管理をされていないというのは精神的にもかなり楽である。
その勢いでフルタイムの共働きで保育園児期間もさらっと乗り越え(ただし夫婦喧嘩はすごかった)、小1の壁をするっと抜け(むしろ、送迎が無くなって楽!!)、子供の習い事も増やせてとても充実した。来年には下の子も小学生になる。保育園への送迎が無くなることが楽しみでしょうがない。
同僚も地方に住んでいたり、海外出身の同僚は軽く数週間~1か月くらい帰省したりする。フレックスとリモート環境かつこの給料はなかなかない、と言う。
△「どの会社で働いているか」が、わかる人にしかわからない
△ 仕事内容を子供に説明できない(特殊過ぎて)
◎ 転職市場で評価される。職種だけ見るとかなりのポーダブルスキル!!
〇 やりたいと思ったら上司に手間をかけずに社内公募でチャレンジ可能(ただし、本当にやりたい仕事か?は要注意)
◎ 女性の出世者が多い、外国人が多い、英語の会議が多くて自分の言語力ブラッシュアップになる
〇△ 裁量労働制の良し悪し。自分の働きたいときにすればいいが終わらないと深夜まですることになる、業界特有の込み入った内容を理解していけば仕事の効率はあがるが、またアンポータブルスキル。仕事が無くて楽なときは変な焦りが出て無駄にPCの前にいてしまうし、途中抜けしているとチームメンバーにどう思われるかの罪悪感で重たいPCを持ち歩いてしまう。(結局、罪悪感はあるのだ!)
さらに外資あるあるで自分の部署の仕事がいつ無くなるか不安になる。出世したい、マネージャーになりたいと思うと政治力が結局必要になる。かといってオペレーション(しかもアンポーダブルスキル)のスペシャリストになるには、まだ若すぎる気がした。(あと10年歳を取っていたら、おいしいポジションだと思う)
チームメンバーのいない個人商店な仕事に異動すると、やることがないという焦りは無くなったが、代わりに忙しさとプレッシャーがすごかった。細かいチェックが求められ、それを見落とすたびにできない自分に落ち込んだ。夜中も働いた。グローバル担当とのやり取りは面白いこともあれど、やはり日本の需要を伝えるのは難しかった。グローバル担当に言われたことを日本チームに伝えるときは毎回気に病んだ。結局外資とはいえここは日本、日本人と仕事をするためのスキルは「お客様は神様」だった。
◎ 業績最高、ボーナス150%
3社目?同じところに復帰?
さて、現在休職中の私。同じところに復帰するべきか、職場を変えるべきか、はたまた職種を変えるべきか。
職場としては働き方の柔軟性が抜群。リモートワーク可能で色々ゆるい。なんだかんだ雇用は守られていると感じる。
もし50歳を過ぎていたらこの職場に骨をうずめたかもしれない。(何度でも言うw)
役職定年のない、永遠に数%昇給し続けるスタイルの会社なのだ。65歳まで。
問題は職種をどうするかだ。この職種で続けるとなるとハードワーカー。その分、転職市場価値もあるのだが。
目下の年収を上げるなら社内昇格を待つより転職の方が早いというのは薄々感じていた。
または、この年収のままオペレーション部へ異動して余生を生きるか。
本当にリモート必要?というのが最近思うこと。
会社に行く方が楽、気分転換になるというのはある。それに、生活リズムも作れる。
会社に行った方が仕事の効率が上がるという点には懐疑的だが、人脈・政治力において優勢になるのは間違いないと思う。
外資にいて痛感したのは、日本でも外資でも人脈と政治と運で全ての人事が決まっているということ。
外資においては、あとは英語力(外国人の味方をつけて自分の立場を優勢にするコミュニケーション力)。
同じ出社でも行って帰っての時間が決められていると、それが自分の私生活スタイルと合わなかったときにきつい。
でも自分の裁量で出社時間や日数を選べるのであれば、むしろ家にずっといるより効率的だと思う。
どうやるか、悩ましい。