今日はとてもいいお天気でした
暖かくて、どんな格好したらいいのか、出かける前に、悩んでしまいました。
まだ、寒いかな・・?と思ったのですが、
春になったら着ようと思って買った、ブラウスを早速着て、買い物に行ってきました
バスで出かけたのですが、バスを待っていると、80歳前後と思われる男性に声をかけられました
「あそこに、大きな木があるだろ?」
「ありますね・・」
「この駅を開発した役人は、全く利用する人のことを考えていない」
「はあ・・」
何を言っているのか、わかんないなあ
と正直思いました。
私はどちらかというと、道を尋ねられたり、よく声をかけられます
「あの木の奥に時計があるが、時計の前にあんな大きな木があったら、時計がみえないじゃないか・・。
利用する人の事を考えて開発をしたら、あんなところに大きな木は植えない!」
たしかに、大きな木の裏に時計が見えました。
木が邪魔をして、時計があることすら私ははじめて知りました
「ここの駅だって、なんで駅にいく通路があんなに細い路地なんだ!!
おかしいと思わぬか」
たしかに私もここに引っ越しをした当時、駅が表から見えず、バスのロータリーから、改札口はどこだろ・・と、ちょっと、探しました。
「この駅が出来たときは、表のとうりから駅はよくみえた。
なのに、駅の前にあんな建物を建ててしまったから、駅がどこだか、表の通りから見えなくなってしまったんだ・・」
「昔は見えてたんですか」
「見えてたよ。
なんで、こんな訳のわかんない開発の仕方をするんだか・・。全く利用する人の立場になってない」
「若い人は、体力があるから、気づかないかもしれんが、
歳をとってくると、なんでこのバス乗り場はこんなに歩かされる構造になっているのか、
ここにある段差はどうにかならんもんだか・・と、いろいろ考えてしまうんだよ・・」
と、私にバスが来るまでの間、ひとしきり愚痴っていました
でも、確かにな・・って思うことばかりで、
おじいさんの話を聞きながら見てみると、高齢者に優しくないな・・・。と思う構造が多いことに気づきました
そして、意外にいつも見ている風景でしたが、階段の多いこと・・。
駅に行くのに、いくつもの階段(数段ですが、)を使わないとたどり着かないことを知りました
バスが来ると、おじいさんは、高齢者専用のお席へ。
私は奥の席に座りました。
おじいさんは2つ目のバス停で降りました
すると、私の方をみて、手を振ってくれました。
先程の愚痴ってる顔とは違って、優しい笑顔です。
うれしくなって、私も手を振り返しました。
おじいさんは、うれしそうに、降りてからも、私に手を振ってくれました
10分程度の世間話でしたが、
とっても、気持ちがほっこりしました
始め、声をかけられたときは、ちょっと、面倒だなって、正直思いましたが、
普段生活している場所を、いつもと違った視点で見られた
貴重な時間となりました