アントロキノノールについては、様々な学術誌に論文が発表されています。


がん細胞の増殖を抑えてアポトーシスを誘導する働きがあると期待されている、アントロキノノールについて紹介します。


アントロキノノールの研究・開発を行う台湾のGolden Biotech社は、様々な効果に関して特許を取得しています。


権威のある学術誌にアントロキノノールの論文が掲載されています。
 

 

 

 アントロキノノールの論文

 

アントロキノノールの論文は様々な学術誌に掲載されています。

 

少なくとも 2 種類の抗癌剤治療が奏効しなかったステージ IV の非小細胞肺癌患者を対象としたアントロキノノールの第 II 相多施設共同試験
参考:臨床腫瘍学ジャーナル
アントロキノノールの単独療法は、過去のデータと比較して、より高い疾患制御率、より長い無増悪生存期間および全生存率をもたらした。 KRAS 陰性群は KRAS 陽性群よりもはるかに良好な結果を示していますが、アントロキノノールは KRAS 陽性患者にも依然として有効です。

 

天然ユビキノン誘導体であるアントロキノノールはヒト膵臓癌細胞におけるアポトーシス,自己貪食及び老化間のクロストークを誘発する
参考: Journal of Nutritional Biochemistry  (Journal of Nutritional Biochemistry)
クスノキのキノコであるAntrodia camphorataから分離したユビキノン誘導体のアントロキノノールは膵臓癌のPANC-1細胞及びAsPC-1細胞における細胞増殖の濃度依存的な抑制を誘導した。
アントロキノノールが同様に細胞周期調節体をダウンレギュレートするP13キナーゼ/Akt/mTOR経路における阻害作用を通じてヒト膵臓癌細胞における抗癌作用を誘発することを示唆している。翻訳阻害は細胞周期のG1期停止及び最終的にミトコンドリアに依存するアポトーシスを生じる。さらに,オートファジー細胞死及び加速した老化もアントロキノノールが媒介する抗癌作用を説明するものである。

 

他にも様々な権威のある学術誌に論文が掲載されているそうです。

アントロキノノールの特許も参考にして下さい。

 

ベニクスノキタケ抽出物から分離させた新化合物
引用:J-GLOBAL
【課題】本発明は、ベニクスノキタケ(Antrodia camphorata)抽出物中から分離純化した化合物であり腫瘍細胞生長の抑制に応用する新化合物を提案する。【解決手段】本発明は、新しい化合物及びその用途に関するものであり、特に、ベニクスノキタケ抽出物から分離させたアントロキノノールB(Antroquinonol B)とアントロキノノールC(Antroquinonol C)についての発明で、腫瘍細胞生長を効果的に抑制するものである。本発明の前述化合物は、ベニクスノキタケ中から初めて発見されたものであり、乳癌、肺癌、肝臓癌、前立腺癌の腫瘍細胞生長の抑制に応用可能で、同時に、前述の腫瘍細胞生長を抑制する医薬組成物成分となり得るものである。
 

 

 

 

 

 

 

 アントロキノノールの効果

 

前山和弘先生監修の、「がん細胞を徐々に消していくために患者ができること」という書籍がわかりやすかったので、アントロキノノールの効果について紹介してみます。


アントロキノノールの効果は2010年ドイツの医学薬学の専門誌「Cancer Chemotherapy and Pharmacology」に発表されています。

アントロキノノールはがん細胞のアポトーシスを誘導する働きがある、ということを発表しています。


がん細胞はRasタンパクのスイッチがオンになったままで、延々と細胞増殖を繰り返している状態です。


正常な細胞プログラム通りなら、オートファジー機能が働いて細胞内のたんぱく質は
自己分解し、消滅していきます(アポトーシス)。


がん細胞のRasタンパクのスイッチの伝達経路を阻害し、増殖を止める物質としてアントロキノノールが注目されました。


研究の結果、アントロキノノールはRasタンパクに情報を伝えるファルネシルトランスフェラーゼという物質を阻害することがわかります。


伝達経路を遮断され細胞の増殖スイッチがoffになることで、癌細胞は増殖をやめ、
やがて消失。


アントロキノノールはがん細胞を自然死に導くアポトーシス作用で抗腫瘍効果を発揮するとされています。

 

【アントロキノノールについて】

アントロキノノールカプセルは、Antrodia camphorataの菌糸体から単離されたファルネシル化キノン誘導体であるアントロキノノールを含む経口投与可能なカプセルであり、潜在的な抗腫瘍活性を有します。経口投与すると、アントロキノノールは、酵素ファルネシルトランスフェラーゼ(FTase)およびゲラニルゲラニルトランスフェラーゼ1(GGTase-1)によって媒介されるタンパク質プレニル化に結合し、阻害します。

これにより、RasやRhoなどの多くのRasスーパーファミリータンパク質の翻訳後プレニル化とシグナル伝達活性の両方が防止されます。

その結果、PI3K/mTORシグナル伝達経路などの下流シグナル伝達が阻害され、感受性の高い腫瘍細胞にアポトーシスが誘導されます。

Rasスーパーファミリータンパク質は多くの癌細胞タイプで過剰発現しており、腫瘍細胞の増殖と生存に重要な役割を果たしています。
引用:Golden Biotech社公式サイトより

 

 

 

がん細胞が徐々に減っていく効果を、アントロキノノールには期待できるのかなと思いました。


ガンに効果があるというと怪しいと感じるものもありますよね。


↓の記事も見てみてください。

 

 

 

 

 

 アントロキノノールの特許

 

アントロキノノールは、ベニクスノキタケ菌糸体から抽出した特許成分。


台湾のGolden Biotech社は103カ国において25種類、100項目以上の特許を取得しています。


日本では、
 

  • アントロキノノールの構造
  • 抗癌
  • 抗疲労
  • 抗B型肝炎
     

などの特許を取得しています。


ベニクスノキタケは台湾だけに自生しているキノコで、学名は「Antrodia camphorata(アントロディア・カンフォラタ)」。

原産地の台湾では「樟子(しょうし)」と呼ばれ、色は鮮紅色から褐色、希少性から「森のルビー」・「森の宝石」と呼ばれています。

画像引用:Golden Biotech社公式サイトより

アントロキノノールはベニクスノキタケの菌糸体から独自の製法で抽出。


1,000㎏のベニクスノキタケの菌糸体からわずか1ℓしか抽出できません。

台湾では乱獲を防ぐために厳しく規制され、野生のベニクスノキタケは入手困難な状態です。

商品化されたアントロキノノール含有エキスは、アントロキノノールを安定して抽出するため、独自の栽培技術で大量のベニクスノキタケの栽培を実現しています。
 

 

 

 アントロキノノールについて気になったこと

 

 

アントロキノノールを摂取する際に気になる点を調べました。


 

 

アントロキノノールの飲み方

薬ではないのではっきりとした量は決まっていません。

ですが、アントロキノノールの飲み方としては、身体に成分がある状態が続いた方が良いので朝昼晩と飲んだ方がよさそうです。

他の医薬品と一緒に摂取しても大丈夫なのか気になりますが、これまでどの薬と一緒に飲んでも特に問題は発生していないよう。

アントロキノノールが注意が必要な食品として厚労省や関連団体から指摘を受けた事実はかないようです。

なので、薬と一緒にアントロキノノールを飲んでも問題なさそうですね。


とはいえ、試してみる際はかかりつけの医師に相談してくださいね。


 

 

アントロキノノールの副作用

 

アントロキノノールは副作用が少ないようです。
 

健康食品としても長年の食経験がありますが、目立った副作用は報告されていません。


同じくがんに効果があるといわれている霊芝やアガリスクと比べて、まだ情報が少ないこともあるかもしれませんね。


霊芝やアガリスクの副作用は、口腔乾燥・発疹・胃の不調・下痢・頭痛・鼻出血・めまいなどがあります。


アントロキノノールを飲み続けている人の口コミなどに、副作用などは見られないので安心して飲めそうです。


深刻な副作用がないことも、研究結果として発表されています。


少なくとも2つの全身治療レジメン(プラチナベースの化学療法レジメンを含む)を受けた転移性非小細胞肺癌患者を対象としたアントロキノノールの第I相多施設共同試験
参考:Molecular and Clinical Oncology
アントロキノノールは、樟脳茸から単離され、がんを含むいくつかの疾患に対して薬理活性を示す貴重な伝統的な漢方薬です。
樟芝は台湾の固有種で、伝統的に食中毒や薬物中毒、下痢、腹痛、高血圧、掻痒、肝臓がんの治療に使用されてきました(7 )。他の研究では、樟芝には解毒作用、抗炎症作用、免疫調節作用、肝臓保護作用、抗がん作用があると報告されています。
アントロキノノールを 4 週間毎日最大 600 mg の用量で投与することは、一般的に安全で忍容性があり、本研究では特に安全性の懸念や DLT は確認されませんでした。

 

 

 

 

アントロキノノールはどんなガンに効果がある?

 

アントロキノノールは人を対象として臨床試験が行われています。

その結果  

  •  肺腺がん
  • 肺大細胞がん
  • 乳がん
  • すい臓がん
     

などで、癌の抑制効果が認められました。

 

  • 乳がん
  • 前立腺がん


の骨転移においては、

 

  • 溶骨減少の抑制
  • 疼痛の緩和


といった作用があることもわかっています。


参考:前山和弘先生監修「がん細胞を徐々に消していくために患者ができること

 

 

 まとめ

 

アントロキノノールは様々な権威のある学術誌に論文が掲載されています。


ガンのアポトーシスを誘導する働きがアントロキノノールにあることから、ガンに効果があるのではないかと期待できそうです。


少なくとも、怪しい健康食品ではないということは今回調べてみてわかりました。


全ての人に効果があるものは難しいかもしれません。


ですが、アントロキノノールは現在も研究が続けられているので、今後ガンに効果がある薬として発表されるかもしれませんね。