今日は「文化の日」ということで、それにちなんだお話などをちょこっとしますね!

今、宮城県仙台市秋保温泉にある「秋保・里センターhttp://akiusato.jp/index.aspx 」では『後(のち)の雛と里の菊花展』が催されています。

皆さん!「後の雛」ご存知でしたか?

お雛様って「桃の節句」にしか飾れないと思っているでしょ!

いえいえ、実は五節句の一つで「重陽の節句」別名「菊の節句」ともいいますが、邪気を祓い健康で長寿を願うお節句で、この時期お雛様の虫干しも兼ねて菊の花と一緒に飾る風習もあるのです。

お雛様とは、もともとそういう願いも込められているのですから。

時期的には、9月9日くらいから10月半ばくらいなのでしょうけど、菊の時期にあわせてこのように一緒に飾って見られたら如何でしょう。

お雛様とっても嬉しそうですよ
 
あれっ、お話はこれで終わりではないのです。

この「秋保・里センター」の『後(のち)の雛と里の菊花展』の内容をご紹介しますね!
 
カメラは許可を頂いております。
 
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なんと、これはめったに拝見することが出来ない「有職造花」というもので、本来御所で行われた五節句などの宮中行事を飾る際に用いられた極彩色の雅やかな絹の造花で、「有職造花師・大木素十氏」が制作されたものです。
( 詳しくは、大木素十氏のホームページを見てね!http://sujyu.kachoufuugetu.net/sub06.html

なぜ、ここに?と思われるでしょう?こちらのセンターの職員さんと素十氏にご縁があり、貸出して下さったのだそうです。

素十氏の展示物は主にこれくらいなのですが、それでも私などはこの美しさに見とれてしまい、「秋ってこんなにステキだったなんて!」と感じ入ってしまいました。素十氏のご厚意に感謝致します。ありがとうございました。
 
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もちろん、「菊の花」も美しかったです!
 
いかがでしたか?展示内容は小規模ながら充実していて、十分「秋」を満喫できました。
 
展示期間は11/6(日)午後3時までとあとわずかですが、今度の土・日是非、宮城県仙台の奥座敷、秋保・作並で温泉にでもつかりながら、少しだけ日本の秋と文化を満喫してみては!