我が家も新学期が始まりました。
いつの間にか、美しい春ですね。
突然ですが、皆さんは防災頭巾カバーってご存知ですか?
私が小学生の頃は、防災頭巾なんて戦時中のものという印象でテレビでしか見たことがありませんでした。
娘が小学生になって、初めて手にしたのですが、皆さんはいかがでしょう?
娘の前の学校では、カバーも学校で用意してくれて、長期休みに持ち帰ってカバーを洗濯するだけだったのですが、今の学校では、防災頭巾は学校が、カバーは各家庭で用意します。
教室の椅子の背もたれ部分にかけるタイプで、なんと、体育館での集会時には座布団代わりに使うという、気の利いたものだったりします。
せっかくなので自作したのですが、わずか2年で結構傷みが目立つように。
気持ちよく毎日を過ごしてもらいたいなと思い、今回リニューアルしてみました!
娘は、前のピンクで可愛らしい感じがもう嫌なのでシックな色味にしたいと。
それでも可愛らしさを入れたい親のエゴでハートのキルティングだけは許してもらいました。
写真だとよくわからないかもですが、北欧の生地で、とーってもオシャレ。
アザラシは、ほんのりピンク色。
結局ピンクに惹かれてしまう母ですが、娘の好きなブルーとアザラシなので良しとしました。
裏側には椅子に被せるためのポケットを付けます。
ここにさりげなくキルト芯を入れてクッション性を持たせているのが母の愛です。
(こっそりね)
背もたれが柔らかいと、なんとなく、ほっこりするかな?なんて。
娘と同じ「kippis」という生地で可愛いハリネズミもあって、
どうしても創作意欲が抑えきれず、息子用もキッピスの生地で。
面ファスナーは両端に2箇所。ピラピラしないように。
背もたれポケットの内側を滑り止め生地にするなど、いろいろ変えていますが、
ベースの作り方は、こちらのnunocotoファブリックさんのページを参考にしました!
ここも素敵な生地がいっぱいで会社で仕入れたこともあります。
今回、こだわったのは、まずはサイズ。
我が家のは横幅が2、3センチ広めです。
椅子のサイズギリギリだとスムーズに外せないかもという不安があるそうです。
なので背もたれポケットも浅めにしてあります。
(ズレ防止の滑り止め生地を内側に入れるので)
あと前回、背もたれポケットをキルティングで作ったら、
なんと、
ボロッボロ・・・
わかりますか?穴まで空いてる。
こんなになったのは息子だけですけど、今回はキルティングはやめました。
息子は迷った結果、やっぱり虫がいい!ということで、今回は厚手のオックス生地に出来て良かった。
キッピスは、シーチングです。
ハリネズミは5、6年で使おうかな。
なかなかリアルな虫たち。
蜘蛛もいます。
足長い系とか、ホントやめて欲しい
こういうモノづくりは子供が生まれてから始めました。
よく「好きなんだねー」と言われるのですが、
実は、ミシンは触ったこともなくて、むしろ苦手、最初は習いに行きました。
でも苦手なものほど得意になるものですよね。
今はやっと、好きな時間になりました。
うちの商品も最近は量産よりも手作りのものを増やしています。
やっぱり一品、一品手作りしたものは、強度もあるし、お子さんの特性に合わせて、
例えば持ち手も、引っ張ることを想定して強度を持たせることも出来ますし、
防災頭巾を雑に出し入れするかもしれないので、入り口は何度も返し縫いをしたりもできます。
私は、お母さんの手作りじゃなくても全然良いと思っています。
でも、おばあちゃんでも、近所の人でも、ハンドメイド作家さんでも、
誰か温かい心で作られているものを持たせてあげて欲しいなって思います。
モノには、作った人のエネルギーが必ず入りますから。
大量生産のものばかりではなく、いくつかは温かい手作りのものを持たせられたら良いですよね。
作りながら、ふと、そんなことを思いました