仲良くしている子のワンコちゃんが

最近一周忌だった。


話したいからと

仕事終わりに待ち合わせたら

私に逢った開口一番

ワンコを思い出したと泣き出した。


昨年私が久しぶりに逢えた折

ワンコを連れてきたから撫でていた。

ワンコは歳を取るのが早いから

久しぶりにあってしみじみしていた。


数日後から

熱をだし、病院に連れていったらしいが

高齢だったからか、菌に感染し

薬も飲んだが良くならずにいた。

あちこち病院に行って点滴を打っても

良くならず、

年寄りだし、手術は無理と

医者に首を振られて

最後の最後に、苦しそうにしてる姿を見たら

霊感あるその子は

ワンコの頭に

『死なせて』と書いてあるのを視た。


腕の中で逝かせたい。

安楽死を選んだ。

しかし、最後まで命を全うさせるべきだったか

いま、その子は

苦しんでいた。

正解はない。


私はグリーフケアの学び時に

オランダの安楽死の問題について

学ぶ時があった

安楽死は尊厳死でもある。

正しいか正しくないか?

では、測れない問題。


手術をするとして

麻酔だけで、亡くなる可能性があると言われたら

誰しも考える。


ワンコの命を預かる飼い主が

決めてよいのだよ。

一心同体なんだから、わかるはず。


彼はいまグリーフの最中

どんな形になっても

後悔は生まれるだろう。

それがグリーフだから。


だから、彼が決めたことを

大切にしようよ

と、伝えた。

私にはワンコはこの上なく

君といて幸せだったよ。

小さい時から可愛がっていたのを

私は見ている。

よく、ドライブにも行き、

楽しそうにしていた。


ひと泣きして

彼は涙を拭いて落ちついた。


でも、一周忌に夢を見たんだ。という。

亡くなったおじいちゃんが

ワンコを抱っこして

あちらの世界で笑顔でいた夢を。

おじいちゃんもワンコを可愛がっていたから。

あちらの世界で一緒ならよいかな。。と。


誰しも苦しい、悲しい

言えないことはもっと苦しい。


久しぶりに

私も泣いた。


グリーフの場所は大事。

生きるために必要な死への向き合い。

まだまだ、やっていきたい。

私もうちのワンコの未来を

考えておかなくては。


誰しも歳を取ってゆくのだから。







マリア