☆ 27 悔恨 100万ドルの五稜星 ☆ | ひまわりの散歩道

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劇場版名探偵コナン「業火の向日葵」の感想をメインに
コナンについて好き勝手、書き散らしています。
 
 
 

☆ 27 悔恨 100万ドルの五稜星 ☆

中森警部は緊急手術を受けることになりますが
命が危ぶまれる危険な状態でした。

その中森警部をカドクラが狙撃したビルで
KIDは、雨にうたれて立ち尽くしていました。

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肩はともかく、背中ですからね。
モブ・・・いや、普通の関係者なら即死ですよ。

西村警部はもちろん、服部くんとコナンも
病院に駆け付け・・・
現場検証はやってるんでしょうが、
狙撃地点の割り出しは出来てないんでしょうね。
KIDが留まってるってことは、
警察はここに辿り着けてない。

あのライフルとトランプ、KID、回収したのかな。
もしそのままなら、何があったか・・・
何者かが拓三を狙撃し、KIDが止めに入ったため
拓三と中森警部に4発目は発射されなかった
=KIDが2人を助けた、
と言うことが一目瞭然なんですが。

うん・・・あそこで止めなかったら
中森警部は間違いなく死んでたし、
拓三もどうなっていたか判らない。
だから、よくやったんだよ、KID。

よくやったんだよ・・・。

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うつむいて、ただ雨に打たれるKID、

「キミがいれば」の歌詞冒頭そのままで
見ていて胸が苦しくなります。

あずま、以前

「KIDを殺せるのはコナン」

て書いたことがあって。
向日葵の感想ですね。コレだわ ヒマワリ

KIDはコナンを気に入ってるから
自分のショーに来るように仕向けること多いけど
コナンは本来は怪盗KIDと何の関係もない人間なんですよね。
ましてや黒羽快斗には、接点がない。

そのコナンを、スネイクとのドンパチに巻き込んで
万が一にもが死なせてしまったら。
無関係な人間を、自分が楽しむために
危険な場所に引っ張り込んで、
挙句、死なせてしまったりしたら。
快斗くんはもう、KIDにはなれないじゃないかな、て。

「白き罪人を滅ぼす光の魔人」て、
そう言うことなんじゃないかな、て。

でも、その状況になることはありえない。
コナンは主人公ですから、死にません。
なので、想像の域を出ない「もしも」でした。

それが、まさか、
こんな形で実現するなんて・・・

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シンガポールでは、壁沿いに崩れ落ちながらも
不敵な笑みを浮かべていた快斗くん。
自分のことは必ずなんとかしてみせる、
そう言う子だと思います。

でも、レイクロックの湖から
コナンが出て来なかった時は、焦るあまり、
銃を持つ男をすぐ後ろまで近づけてしまった。
自分ではどうしようもない状況では、平常心を欠くんですね。

今回は、もうKIDに出来ることは何もない、
祈るしかないんですが、ただ、それ以上に、

通常のKIDの犯行で、

中森警部が巻き込まれて撃たれたのなら
おそらく快斗くんはあそこまで落ち込まない。

中森警部が怪盗KIDの捜査を担当している以上
KIDの事件で怪我をするのは仕方のない事だからです。


でも、今回はそうではない。

今回の犯行は、怪盗KIDの本懐とは無関係で
快斗くん自身が父親のことを知るためもの。
「怪盗KID」としてするつもりはなかったんじゃないかな。
予告状も出してませでしたしね。

でも、それではうまく行かなかったから
予告状を出して、怪盗KIDとして行動することにした。
その行動が、東都から中森警部を呼び出したのです。

現地には何の関係もない、東都の警部が。

自分の身勝手で、中森警部を呼び出し、
自分の考えの甘さで、警部を守れなかった。
もし警部が助からなかったら、
青子ちゃんから父親を奪うことになります。

そうなったら、

・・・もう、快斗くんは
KIDを続けることは出来ないんじゃないかと思います。


26 狙撃 / 考察1 KIDの孤独
 

 

 

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