◇ 【 考察3 】 蘭ちゃんと青子ちゃん 「紺青の拳」 場面別感想 ◇
KID新一と蘭ちゃんの関係について
ここでちょっと整理です。
まず
☆ 蘭ちゃんは新一さんが
KIDの変装であることを知っている。
コレ、正確には
「新一さんがニセモノであることを知っている」
「ニセモノの正体がKIDだと確信している」
なんですね。
ベルモットだとか思わない (←知らないもんな)
☆ 蘭ちゃんはニセ新一を
今すぐ通報する気はない。
コレねー、なんでだろうって考えたんですよ。
んで、あずまが思ったのは
1 : 今通報しても逃げられる。
(正体を暴いて犯行を阻止するより、
確実に捕まえることを優先)
2 : KIDの目的を知りたい。
で、多分大きいのは 「2」 じゃないのかな。
と言うのは、蘭ちゃんはレイクロックで
KIDに命を助けられていますし
それまでのKIDの行動から、
「KIDは人を傷つけない」
と言う信頼がある。
更に、レイクロックでは
KIDは、真犯人から絵を守るために
敢えて悪役を演じて、警察を動かそうとした。
もしかしたら、今回も
そういうワケありなのかもしれない。
なら
「KIDの目的が判るまで、
KIDの邪魔をしない方が良い」
そう思っていたんじゃないかな、と思います。
蘭ちゃん、KID新一を
すっげー観察してますからね。
で、KIDの方はと言うと
☆ 蘭ちゃんにバレてないと思っている
もう、コレですよコレ
んで、蘭ちゃんの言動に全く注意を払ってない
KID、今回
「おいおいおいおい、油断しすぎだろー!」
な場面が呆れるくらい沢山あるんですけど
やっぱコレも油断だと思います
飛行船の中で、一発で
正体見破られたのを忘れたんでしょうかね?
で、こっから あずまの推測なんですけど
今回KIDは
「工藤新一として蘭ちゃんに接している」
はずが、なんとなーく
「黒羽快斗として青子ちゃんに接している」
ってのが、混じってる気がするんですよね。
この日の昼、園子ちゃんが京極さんとの
待ち合わせ場所に行って、
変な男に絡まれそうになった時
駆けつけようとした蘭ちゃんに
KID新一
「余計なことするなって」
て言って引き留めるんですけど
あれ、もし新一さんなら
引き留める理由を言うと思うんです。
「大丈夫」
とか
「おめーが行く必要はねえよ」
て具合に。
新一さん、他愛のない雑談の時は
回りくどいっつーか、
相手をイラっとさせる話し方もしますけど
こういう、非常事態が絡んだ時は
直截的な表現をしますから。
あの 「余計なこと」 って言い方は
どっちかと言うと、快斗くんじゃないのかなぁ。
快斗くんって、青子ちゃんには、
あんな感じだと思うんですよね。
ちょっとからかい気味というか
言葉遊びが混じっているというか
んで、逆に青子ちゃんは
素直でまっすぐな子なので
青 「余計なことって何よ!」
快 「余計なことは余計なことだっての!」
(んで事態解決して)
快 「ほら、余計なことだったろ?」
青 「じゃあ最初からそう言ってよ!快斗のバカ!」
て感じの応酬をするのが
あずま、このカップルだと思ってるんですが
なんか、快斗くん、いやKID、
無意識になんでしょうけど
蘭ちゃんに、なんとなーく
青子ちゃんを重ねているんじゃないかな。
それなら、あの、蘭ちゃんに対する
無警戒ぶりが判るんですよ。
青子ちゃんは、気になったことは
そのままにしておかない性格なので
例えば、快斗くんが青子ちゃんの前で
保管室の開け方をすっげー見てたら
「快斗、何見てるの?」
て、ズパッと聞くと思いますし
聞かない時は気付いてない。
なので、青子ちゃんといる時は
「聞かれた時だけ適当に誤魔化す」
で対応しているんだと思います。
んで、蘭ちゃんにもうっかり
その癖が出ちゃったのかなー、とか。
だったら嬉しい。
まあ、蘭ちゃんがニセ新一に気付いたら
「あなたKIDね!
どういうつもりなの!?」
て詰め寄るだろう、て
快斗くんは思っているでしょうから
尚更ね。
蘭ちゃんがあそこまで
演技に長けているとは
流石のコナンも気付かなかったよ。
蘭ちゃん最高です
12 最新鋭のシステム / シンガポールの水
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