◇ 降谷さんの甘え (降谷ver.) 「ゼロの執行人」 ◇ | ひまわりの散歩道

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劇場版名探偵コナン「業火の向日葵」の感想をメインに
コナンについて好き勝手、書き散らしています。
 
 
 

◇ 降谷さんの甘え 「ゼロの執行人」 ◇

 

劇場版最新作の公開も近づいてきましたので
「ゼロ」 の感想で残っていたものをUP。

 

第23作の「ゼロの執行人」、あずま、
コナンと降谷さんの関係に
色々思う所があるのですが、

 

今回はまず降谷さんについての疑問。

 

「コナンに依頼するのに、なぜあの方法をとったのか」

 

これ、すごく気になってまして。

 

で、考えたんですが、結局、

 

「降谷さんはコナンに甘えていた」

 

んじゃないかな、と思い至りました。

 


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そもそも、コナンに事件を解かせるには

 

1 コナンを探偵と認めて正規に依頼する

 

2 コナンに意図を知らせず、状況的に追い込む

 

3 コナンを脅迫する

 

の3つの方法があります。

 

一番良いのは、1 の正攻法ですが
探偵であることを隠しているコナンは
降谷さんの依頼は受けないだろうから
と、おそらく降谷さんは判断したんでしょう。

 

なので、2 状況的に追い込んだ。

 

ただ、これには、大きな問題がありまして
コナンは、「事件の犯人」 と、
「自分を追い込んだ相手」 の、
両方を相手にすることになるので

 

「事件の捜査に集中できない」

 

KIDも、「業火の向日葵」 で
この方法を取りましたが、
KIDの意図がわからないことで、コナンは混乱し、
事件の解決が遅れ、レイクロックは崩壊してしまいます。

 

コナンを事件解決に集中させたいなら、
一番やってはいけない手段なのです。

 

で、今回はと言いますと
おそらく、降谷さんは当初

 

「真犯人が、毛利小五郎を陥れた」

 

と、コナンに思わせようとしたんでしょう。

 

ここまでは、良い。

 

が、コナンは早い段階で

 

「毛利小五郎を陥れたのは公安」

 

と、気づいてしまいます。

 

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「大事件が起こり、公安が証拠を捏造して
 毛利小五郎を逮捕した。
 それに公安としての降谷がからんでいる」

 

となると、コナンにしたら、
公安の意図、目的を考えざるを得ない。

 

「黒の組織に小五郎が狙われているので
 司法機関で保護するために逮捕した」

 

「真犯人の目星はついているが、
 公安の動きを悟らせないため、
 誤認逮捕で油断を誘おうとしている」

 

「公安にとって、毛利小五郎が邪魔な存在なので
 これを機に社会的に抹殺しようとしている」

 

など、様々な可能性が考えられます。

 

そして、その目的によっては
コナンがいくら証拠や犯人を見つけても
それが公安警察に握りつぶされる恐れがある。

 

だから降谷さんから、
公安の目的を聞き出そうとしたけれど
降谷さんは拒んでしまったため
公安の目的が判らないまま、捜査する羽目になる しょぼん

 

自分の捜査は全部無駄になるかもしれない。
それでも、自分に出来ることをするしかない。

 

この精神状態で、まともな捜査は厳しいですよ あせる

 

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降谷さんに、命に代えても、この事件を
解決する覚悟が本当にあったのなら

 

「毛利小五郎を陥れたのが公安」

 

だとコナンにバレて、コナンに詰問された時点で
公安の意図を伝えるべきだったと、あずま、思います。

 

1 正式に依頼するのが無理なら、
3、脅迫という手段で、脅迫すれば良かった。

 

「毛利小五郎が起訴されるまでに
 事件を解決すれば、不起訴で解放する」

 

「解決できなければ、彼はテロリストになる」

 

そう伝えれば、コナンは動いたでしょう。

 

コナン、感情面では受け入れられなくても、
今はそんな場合じゃない、と棚上げできる人ですし
公安の目的が事件解決だと判れば
あとは、事件の捜査に専念するだけ。

 

公安は捜査を妨害しない。それが判るだけで、
コナンの負担はかなり減ったと思います。

 

なのに、何故そうしなかったのか。

 

こっから、あずまの推測なんですが、
降谷さんの個人的な都合、感情から

 

「コナンとの関係が修復不可能になるのを避けたかった」

 

からなんじゃないのかな。

 

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コナンを脅迫する、と言うことは
コナンとの間に築いてきた関係性を壊す、
ということです。

 

安室さんとコナンとの間には

 

「小学生と、ポアロのお兄さん」
「探偵と、探偵」
「FBIの協力者と、組織の探り屋」
「眠りの小五郎の黒幕と、ゼロ」

 

と言う、矛盾する関係を内包しながらも
1人の人間と人間としての信頼関係が存在します。
降谷さんは、このあいまいな関係を、
まあ、気に入っていたんでしょう。

 

そして、それは、あいまいであるだけに
何かあれば、一瞬で崩れ去る関係でもある、と、
降谷さんは思っているんではないかな。

 

だから、コナンに対して、その 「何か」 となる、
「脅迫と言う手段」 を取りたくなかった。

 

もちろん、本当にその手段しかないと判断すれば
ためらう降谷さんではないと思います。

 

でも、今回はそこまでする必要はないと思った。

 

コナンなら、そこまでしなくても、
自分の意図を判ってくれるだろうし、
期待通りに動いてくれるだろう、て。

 

この辺り、降谷さんは
意識してないと思うんですけど
コナンに対する甘えがあるんじゃないかな。

 

******************

 

確かにコナンと言う人物をある程度知っていれば
そう思ってしまうのは判るんですけど、

 

今回、降谷さんの意図が解らないことが
コナンにとって、どれだけ負担になっていたか
たぶん、降谷さんは気付いてない しょぼん

 

「なんて子だ」

 

なんて言ってる場合じゃないですよ。

 

それだけ、降谷さんにとって、
コナンが稀有の存在なんだろうなって思いますし
まあ、コナンも気にしてないみたいですけど

 

それ、公安刑事としてどうなん!?

 

しっかりしてください降谷さん。
そんなんじゃ赤井さんに勝てないよ ビックリマーク

 

 

降谷さんの甘え2
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