こんにちは。himaです。
先月、日本理化学工業の大山泰弘会長が
逝去されました。
日本理化学工業は私が愛用している
キットパスを製造販売しています。
ツルツルした面に描けるので
窓やプラスチックにも描けます。
今開催中のラパンさんでの作品展の
ウィンドウアート。
マステとキットパス半々で使っています。
紙にも描けます。
今回展示中のこの作品も
キットパスで描いています。
作品展の宣伝ではなくて
それほどキットパスは楽しい画材で
わたしにはなくてはならないものだと
お伝えしたかったのです。
生き物とアルファベットシリーズは
キットパスをメインすると決めています。
それは
以前描いたこのシリーズが
キットパス感謝祭で
作品優秀賞をいただいたからです。
すごく嬉しかったのです。
昨年末には
アルファベット26文字を描きました。
正直、
キットパスと出会わなければ
今のわたしは存在していないと思います。
絵の学校も出ていないわたしに
日本理化学工業の本社工場の
窓ガラスに絵を描くという
大きな体験をさせてくださったのは
キットパスの勉強会で
声をかけてくださった
会長秘書の大山真理さんでした。
年末年始を挟む時期に
その季節に合うものと言われ
十二支は描きたくなくて
図書館の児童書とにらめっこして
考えたのが
12の月の動物たちでした。
ちょうどなないろ似顔絵の教室展もあり
そちらでの展示が先になりましたが
その後、日本理化学工業で描きました。
広い場所に絵を描くという夢が叶いました。
ですが、これがゴールではなく
スタートでした。
この作品を
1枚ずつ描いてみたくなり
それまで有り得ないと思っていた
自分の絵をみんなに見て欲しい
という気持ちになり
友人に声をかけ
ラパンさんとmuniさんという
ステキなカフェを紹介していただいて
初めて単独の作品展を開催しました。
そもそもキットパスが存在しなかったら
今の私は
こういう活動をしていないと思うのです。
大山会長には感謝しかありません。
すごい人という印象が強く
私のような末端のインストラクターは
なかなかお話ししづらかったのですが
夏にお会いした時には
自分はただのチョーク屋で
みんなが使い方を考えたり
広げたりしてくださり
感謝している、とおっしゃっていました。
このPOPを見て
すごいねぇ、と
優しくキラキラした目で
言ってくださいました。
はじめてのPOPで自信がなくて。
すごく励まされました。
あの優しさで、大きな心で、謙虚な心で
たくさんの方を育てていらしたんだな
と思うと納得です。
なんだか包まれているような安心感があります。
それは大山家のみなさん全員に感じますが。
亡くなったとの報で
私が20歳の時に亡くなった
父と同じ年だと気づきました。
父とはキャラクターが違いますが
少し身近に感じました。
大山会長ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
これからもキットパスの楽しさを
伝えられる人間でいたいと思います。







