一人暮らしの75才のお隣さん。
シャキシャキした方だったけど、様子が変わってきた。
最近は、話が噛み合わない上にすぐに忘れてしまう。
予想通り認知症を患っていて、お薬も飲んでいた。

それから色々と声掛けをする様になった。
今日はコロナワクチンをドタキャンした後に、
再度取り直すのを忘れている事が発覚した。

本人は特定健診と同じ日に予約が取れたと言うが
なんだか胡散臭い感じが漂っていたので、
市のコールセンターに確認を入れてみたら、
再予約はしていなかった。

やはりな‥。
そうだろうと思ったけどさ。
◯◯さん、予約入れ直すけど◯日は大丈夫?

「私はいつだっていいよ。お任せします。」
と、お隣さん。

これが認知症の現実。
昨年亡くなった姑を思い出す。 

お隣さんには市街に住む息子家族がいる。
殆ど面識はないが、現状をそろそろお伝えしないと
いけないなと思う。

携帯番号は知っている。
何かあった時の為にと交換していた。
家族以外の男性に電話をするなんて何年振りだろう。
学生の時に好きな男子を呼び出した時とは違う
ドキドキを感じる。
あの頃と違い、まったくときめかない案件だし、
出来る事なら誰か代わりに掛けて欲しい。

グウグウ寝ている旦那が代わってくれないだろうか。 
ただ残念な事に 
引き受けてくれるような男に嫁いだ覚えはないので、
ここは潔く諦めようと思う。 
無念。