EV電動自動車ばかりになると困ったことになる | 世話焼き爺のブログ

EV電動自動車ばかりになると困ったことになる

今までの車は大部分ガソリンや軽油を燃やして走っていた。

ガソリンや軽油の原料は原油である。原油を加熱すると沸点の低い揮発性のガソリン留分が真っ先に蒸発してくる、次にジェット燃料や灯油の留分、さらにディーゼル燃料となる軽油、最後に残るのがアスファルトを含む重油である。原油には元々硫黄分を含んでいる。ガソリンはもちろん灯油や軽油など製品にするには硫黄を取り除かねばならない。取り除いた硫黄は回収言硫黄として硫酸など基礎化学品の原料になっている。
 

アスファルトを含む重油は真空蒸留して、絶縁油(トランス油)、機械類の潤滑油を作り、最後に残るのがアスファルトである。
原油にもガソリン留分が少ない物もあるが、灯油やジェット燃料を作ったらガソリンが余ってしまう。軽油も余るかも知れない。すべて燃料にしてしまえば簡単だが、電気自動車だとて道路を走ることには変わりはない。道路をすべてコンクリートで作ったらタイヤが摩耗してしまうし、耐久性が無くなるだろう。アスファルトは必要だがどうするか。

税金が取れなくなる?? ガソリンには揮発油税として1リットルあたり、53.8円の税金が掛かっている。年間3兆円以上の税金が国及び自治体の財源になっている。電気自動車からどうやって税金を取るのだろうか。

ジェット機が飛べなくなる?? 
ジェット燃料だけのためで石油精製業が成り立たない

石油ストーブが使えなくなる??
灯油のためだけでは石油精製業が成り立たない

船舶が動かなくなる??
船舶は重油を燃料とする大型ディーゼルエンジンを使っている。世の中には重油を多く含む原油はあるが原油をそのまま燃料にするのは危険である。

 

原油を採取するとき複製するプロパンやブタンはLPGとしてタクシーに使われている。石油製品が不要となればLPGの生産量は減少する。