定年しても現在、週に4日、上野まで1時間ほどかけて通っているが、定年して働いていない人が私の周りには意外に多い。むしろ、定年後に働いているのは、私も含めて少数派である。

 

働くのは、経済的な理由だけでなく、働いていないと、時間を持て余すことが嫌だからだが、最近、自分はいったいいつまで働くのか、と考えてしまうことがある。

 

現在私は65歳だが、70、いや75まで? いやいや体力的に働けるうちは働き続けるのか? 昔の私の親の世代なら、定年後は退職金と年金で悠々自適な生活も現実的だった。

 

実際、私の父などは退職金を4000万円ほどいただいていたと記憶している。それでも父は定年後も再就職して働いていた。

 

しかし、現実は今の時代、シニアの再就職は大変厳しい。私もすでに、ハローワークの案件で6件ほど不採用通知をいただいている。この現実に甘んじて働かないことを選択してしまうと、たちまち毎日が図書館通いという退屈きわまりない日常になりはてる。

 

それが嫌で、まだ再就職活動をあきらめないでいるわけだが、そろそろ今の職場の契約期間も終わろうとしている(今年の9月いっぱいまで)。

いやいや、いつまで働くのか、という問題から少しそれてしまったが、私の場合、働けるうちは、やはり働くのだろう……。