自殺未遂からの入院繋がりで少しお話を、、、。
私は大きな病院の精神科に入りました。そこは重い症状と軽い人に分けられていたのですが、始めは重症患者のふたり部屋。
理由は2つでひとつは私が自殺未遂の要注意人物だったのでナースステーションのすぐ隣の部屋。もうひとつは軽症患者の部屋が空いていなかったから。
担当の先生はしきりに申し訳なさそうにしていました。それというのも重症者と軽症者では大きな隔たりがあったから。軽症者はテレビもパソコン、携帯もOKで病院内を自由に歩けて図書館やコンビニにも行けるのです。外出も申請があればもちろん可能。
それに比べて重症者はそれらが全くダメで監視カメラ付きでお見舞いに来る人も受付で持ち物検査。
でも私は平気でした。自殺しようとした人があれこれと要求もあるはずがなく出来れば浮世を離れゆっくりしたかったからです。
私はふたり部屋でよくよく思うに相手の女性まだ若く半身不随のようでした。彼女は夜中に起きて簡易トイレで排便していました。
私はそのたびに目が覚めるのですが、そこはお互い様、持ちつ持たれつの関係だから平気にしていました。
そうすると彼女のお母さんがお見舞いのドーナッツをくれたり、彼女自身ジュースをくれたりするのです。実はこれ、いけない行動。患者同士の物のやり取りは禁止されているのです。
ただ振り返ると彼女が退院する時、お母さんから「今度の人はいい人で良かった」と喜んでいたそうです。私は腑に落ちないで「とんでもない」を繰り返していました。実際何もしていなかったからで゛す。
けど聞くところによると相部屋の人をうるさい、とかいろいろ苦情を言う方もいるそうで。もしかしたら彼女、夜中の行動を気にしていたのかも。
全然いいのに、だって誰にだって排便する権利はある。むしろ看護師さんや自分の為にもできる事は本人がしたほうがいい。
彼女は半身不随が理由で離婚になったそうです。うつにもなりますよね。どうか幸せに、、、と思ったりしました。
重症患者は低体重症とか身体障害者みたいに病気が重複している人たちです。歩くのも一苦労で大変です。
さて、患者の中には最も重い人たちがいて、、、これはもう一言では。。。。
一日中叫んでい声とか、暴れている音とかがぼんやりこちらまで聞こえてくるのです。なかには縛られている患者さんも。
これにはいろいろご意見があると思いますが実際目の前でみると、、、。
ある日最重症患者の人が間違ってこちらにやってきたプチ事件がありました。その人は色んな人を相手に大声で意味不明な事を叫ぶのです。そしていよいよ壁を相手に自分の身の上話。
しばらくして看護師さんがやってきてなんとか連れて行きましたがその場はみんな軽くショック。。。。
聞いた話だと家庭に問題があって精神病になったとか。。。病院の対処も大切ですが家庭環境を良くしてあげると少しでも改善されいくのでは、、、そう思ってしまいました。
話は飛びますが実は私も低体重症になったことが、、、、でもこれは笑い話。
例のごとく私のおっちょこちょいから来たもので、、、。本当に自己管理って大事ですね。