私は一度、売買契約締結後に、白紙解約になってしまったことがあります。

 

契約締結後の解除

売買契約を締結した後は、買主さんが契約を解除する場合、手付金を放棄しなければいけません。

 

逆に売主が契約を解除する場合は、買主さんの手付金の倍額を売主が支払って、解除しなければいけないことになっています。

 

ただ売買契約を締結するとき、普通は「融資特約付き」で契約を締結します。

 

融資特約付き契約をおこなうと、金融の融資が出なかったら、手数料なしで契約解除できるというものです。

 

流れた理由

その理由は「金融機関の融資がつかなかったため」でした。

 

ただ融資がつかなかったという「証明」を確認するのが中々難しいです。

 

金融機関の担当者さんから電話や書面で確認できれば良いですが、実際にその融資が不承認だったというエビデンスは何一つありませんでした。

 

そのため、買主さんが「融資がつかなかった」といれば、単に「気が変わっただけ」であっても、融資不承認と主張するとまかり通ってしまうような気がしています。

 

怒っていたのは業者さん

「まあ特約付きなので仕方がないのでしょうね」と思っていました。

 

自分のことかのように怒っていたのは、物件を管理会社している業者さん(私が購入した時の売主さんでもある)でした。

 

その管理をしてもらっている業者さんにも、売却のお願いをしていました。

 

しかし、他社が先に売買契約まで話を持ってきました。

 

「○○会社の△△さん、以前別物件でも売買契約締結後に白紙撤回になりました!」とおっしゃていました。

 

「あの人が持ってくる客はアカン」危険だという感じでした。

 

業者さん間では、売買契約後の白紙撤回は「ご法度」のようです。

 

「そもそも融資特約で白紙になりそうな買主を連れてくるな、見通しが甘かったあんたの責任や!」という感じでした。

 

その後の担当が変わる

融資特約で契約が流れてたことを連絡してきた方は、買主を見つけて契約締結した営業担当者さんではななかったです。

 

その後のやり取り含め、別の営業担当者さん(過去に別件で取引ありでお世話になった)で知っている担当者さんからでした。

 

社内的にもやはり契約白紙流しはよろしくない印象を受けました。

 

細かすぎる良く分からない質問されると不安になりますが、スムーズでお互いに進めやすい買主さんが見つかるとよいな、と思っています。

 

最終的に

 

売却活動を10カ月程おこない、最終的と当時の売主であり、管理契約をおこなっていてずっとお世話になっていた業者さんが手堅い買主さんをみつけてきてくださり、売却となりました。

 

経験の多いベテランさんは流すことはあまりないようです。

 

業者さん間では信頼問題ですものね・・・。見込みが浅いか深いかは極めて重要のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォローしてね!