コロナ禍で延期になっていたオリンピックが終わった。
無事に・・・と言えるかどうかわからないが
多くの会場を無観客にしたのは良かった。
とは言え、男女ともメダルなし。
これは開催国のチームとしては厳しい。
特に女子。
6月の親善試合から全く調子が上がる様相もなく本番。
解説者がひたすら「なでしこらしさ」と言ってたが
それらしきものを感じられないまま終わった。
何とか決勝トーナメントには進み、上向きかけていた分
少し惜しい気もしたが、順当な負けだな、とも思っている。
高倉監督はどういったサッカーを目指してたんだろう?
サイドからのクロスが武器なのは判るけど
中央の選手は小柄で足元が強いのに
何故ハイボールばかり放り込ませていたのか。
空中戦に長けているのか?勝ててなかったような・・・
サンフレにいた小野監督の戦法に似てる。
どの競技もこの東京大会に向けて
若い世代の育成強化に余念がなかったが
女子サッカーの強化はどうなっていたのか疑問が残る。
来年にはW杯出場をかけたアジアカップ2022が始まる。
どこまで立て直せるか。
続いて男子。
金メダルを獲るどころか予選落ちするんじゃないかと
思っていたけど女子と反比例するかのように
6月の親善試合あたりから上り調子。
3戦全勝という好成績で予選突破しメダルも期待したが
2戦連続で猛暑の中延長まで戦ったせいか
銅メダルのかかったメキシコ戦ではそれまで見せていた
迅速な囲み・チェックからの守備、ボール奪取からの
素早いスプリントや、少々当たられても倒れない強靭なフィジカル、
これらが全て精度・スピード・判断も落ちていた。
FWはボールを取りに行けず来るのを待つので
簡単にメキシコ選手にカットされ、中々チャンスに繋がらず
守備では足でも追いつけず身体を入れても簡単にかわされる。
予選でのメキシコは決勝Tでも質は落ちて無かったが
ここで落ちてしまうのが世界との差なのか。
それとも日本が世界との差を縮められない要因なのか。
獲って欲しかったけど、納得の敗戦だった。
突っ伏して号泣する久保の姿に心が傷むが
すぐにW杯の最終予選、そして1年後には本戦が控えている。
未だ続くコロナ禍がどうなるかわからないけど
前を向いて、この敗戦のリベンジをW杯本戦で晴らして欲しい。
1年で差は縮まるかなぁ・・・。