2006/05/08
まだ安全圏とは言えない。
実は今季初勝利を既に1日に挙げていたのに気づいてなかった(--;。
なので、この日も行くのが憂鬱で(雨が降ることになってたし)
嫌だったけどこの試合を逃すと7月まで観れないので行ってきた。
相手は元広島のDF松田さんが監督のアビスパ福岡。
この監督はボールを左右に大きく回し、ピッチを広く使ってくる監督で
この手法が若い選手の多い福岡にハマり就任3年にして
見事J1に昇格させてきた。
広島はJ2時代の時にこのチームと4度対戦しているが
浸透していない最初の2戦は完勝だったけど、浸透してからの後2戦は
全くと言っていいほど歯が立たなかったように記憶している。
(特にサンフレッチェはサイドチェンジへの対応が遅い傾向があったので
大きくボールを回すこのチームとは相性が悪いみたいだ)
そのこともあって正直、負けを覚悟しつつ試合開始を待つ。
ふと、ゴール裏付近に見慣れないセットがあることに気づいた。
どうやらバンドのセットらしい。
エキシビジョンで何かやったのかなぁ、と思っていると
広島の応援コールが始まった。
すると何故か福岡サポからブーイングが・・・。
こんなことは他のチームではないのに・・・次の瞬間広島のコールが
終わらないうちに福岡から一層大きなコールと太鼓の音。
なんと広島のやっていたコールと同じ曲のコールだった。
広島はただでさえ声があまり大きくない上、今年からサポーターを
左右に広げているせいでなかなかリズムが合わない状態だった。
そこにかぶせるように福岡が同じ曲のコールを始めたもんだから
さらに広島のコールやリズム隊はバラバラになってしまい
意気消沈したかのように声がちいさくなっていった。
どうやらブーイングは自分のところと同じなのが不満だったのだろう。
しかし、だからといって相手のコールの途中で割り込むような
大人げない自己主張をする福岡にちょっと嫌な気持ちになった。
そんな嫌や空気が流れ、今日の勝利すら遠いように感じていたなか
場内アナウンスが流れてきた。
今年のサンフレッチェの応援歌を歌っているバンドの生演奏があるらしい。
そう、あのバンドのセットはこのためにあったのだ。
曲が流れてきた。
さすがに場内放送の大音量には勝てなかったのだろう、福岡は
コールを止めていた。
さっきまであったもやもやを吹き飛ばすように、ヴォーカルはハイテンションで
歌い始める。
この曲はいつも試合前にPVと一緒に流れていて、サビ以外は
非常にやぼったくて聞いてるこっちが照れるような曲だけど
さすがにライブだとPVでの甘ったるさがなく、力強さだけが直に伝わってきて
萎れていた心が、曲が終わる頃には戦闘態勢になっていた。
それは私だけでなくスタジアム全体も同じようで
あの生演奏で随分広島のサポーターは救われたんじゃないだろうか。
サポーターの位置を左右に広げたことでひとつにまとまった応援が
難しくなっていた今年、フロントが珍しく効果のあるフォローをしたと思う。
この日はフロントに感謝した。
そして、この光景はこの試合の行く末を予兆していたのかもしれない。
さて、試合が始まった。
下位にいる両チーム、負けられないだけあってボールは行ったりきたりで
中々落ち着かない時間が続く。
さっきの生演奏が効いたのだろうか。
サポもいつもより一際大きな歓声とブーイングを浴びせている。
7分、森崎浩司のCKの混戦の中ベットが倒れながらシュートを打つがバーの上。
10分、タテパスに佐藤寿人が反応し抜け出すもボールが長すぎて
GKキャッチ、と広島が攻めれば
11分、スローインから福岡・グラウシオが抜け出しペナルティエリア内で横パス。
フリーで飛び込んだ吉村がシュートを打つがGK下田がナイスセーブ。
13分、古賀のFKから福岡の選手が一人抜け出す(オフサイドなし)、
ヘディングするがポスト横、とすぐに攻守が入れ替わってくる。
雨でスリッピーな為、思わぬミスやチャンスがお互いに転がり込んでいた。
しかしお互いにそれを活かすことなく小康状態になってくる。
3回もあったCKは簡単にクリアされたり、誰もいなかったり。
せっかく自分達のボールになってもボールキープを上野が出来ないので
なかなかチャンスにならない。
逆に福岡はすぐにサイドにボールを回すのだが、そのサイドで息が合わなかったり
イージーミスで簡単に広島ボールにした。
広島は思うようにラインを上げられないのか、選手が上がるのが遅いせいなのか
FWである佐藤寿人や森崎浩司が守備に下がり過ぎているせいなのか
ゴールキックやクリアで前にボールを蹴り出しても上野しかおらず取れなかったり、
折角落としても拾う人間がいないのでボールがキープできないでいた。
そんな中でも35分、中央でタテに出たボールをベットがドリブルであがり、
森崎浩司も並走しパス交換で福岡DFを崩そうとしたり(結局2人とも
潰されたけど)、40分、森崎浩司のFKが佐藤寿人の足元に入りシュートを打ったり
(しかしポスト横)、43分、駒野の大きなクロスを上野が落としその落下地点に
森崎浩司が飛び込みボレーシュートを放ったり(ボールに勢いがなくGKキャッチ)
45分にはPA前3mで佐藤寿人が倒されて得たFKでヘディングシュートを
打ったり(しかしGKキャッチ)となんとか攻撃は仕掛けていたが得点なく前半終了。