今回の旅の目的地、ずーっと行ってみたかったアートな島。
香川県の直島へ!
直島と言えば、この「赤かぼちゃ」が有名ですが、私が見たかったのは 建築家 藤本壮介さんの作品「直島パヴィリオン」と言う三角形のステンレス製メッシュ金網 約250枚を組んだ多面体のオブジェ。
縦・横 約7.5m、高さ約6.3m。内側に入ることができ、夜はライトアップされます。
直島を含む直島諸島には27もの島があるそうで、「28番目の島」というコンセプトで瀬戸内国際芸術祭2016の新作として作られた作品だそう。
三角形が複雑に組み合わされ、見る角度によって形を変えるその姿は氷河のようにも見えました。
ヒンメリのような規則正しいものも好きだけど、こんな複雑で面白い構造物にもとても惹かれます。
中に入ると三角形に囲まれる世界✨美しい〜!
青空バックに白のメッシュで撮るのが夢でしたが、この日は一日中曇り空…。
残念ながらの白背景となりましたが、本作りの長い期間の重圧からも解放され、やっと来れた直島と、やっと会えたパビリオンに感動で テンション上がる〜⤴︎⤴︎
そんな心躍っている私を捉えた写真(笑)
(金網にぶら下がっています!)
猫の看板の前にたまたま猫が居たり、
直島パヴィリオンを満喫した後は、自転車をレンタル🚲
直島はきつい坂や細い道も多いので、島の観光はほぼ皆 バイクか電動自転車。
緩やかな坂道は電動自転車の恩恵を感じるけど、急な坂道は普通にしんどくて、一日中アップダウンの激しい島を走って汗だくクタクタ。
目的地の地中美術館までの道の傾斜が最もきつくて、1日分の体力を全て使い果たし ようやく辿り着きました。
安藤忠雄さん設計の《地中美術館》。
駐輪場からモネの庭の外展示を見ながらエントランスをくぐる。
(撮影NGの為、美術館内の写真はありません)
名前の通り、地面を深く掘って地中に建築した美術館。建物完成後にその建物を土で埋めるという 見たことも聞いたこともない工法と、迷路のような複雑な構造に驚きました。
地中の建物はどうやって湿気対策をしているんだろう?モネの絵とか大事な作品 カビないのかな。
細かく敷き詰められた石の上を歩いているのに、フェルトの上を歩いているような不思議な体験をしたり、視野、視覚、思い込みを利用した体験型アトラクション的?!な 人生初のビックリ体験をしたり。
展示の部屋への入場は一部入れ替え制で、未知なる体験に たまたまご一緒した方々との一体感が凄かった!
知らない人同士が 黙っていられず会話が生まれ、心地良く繋がる瞬間は、温かく楽しかった!
そしてもう1箇所、行ってみたかった銭湯へ。
派手な外観の直島の銭湯は、島の方や観光客が入りに来るお風呂。お風呂までもがアート作品!なんです。
営業開始の15:00迄なら銭湯内見学が出来るとのことで見せて頂きました。
外壁も特徴的だけど、中はもっとすごい!
象が居たり、湯船の底や壁画もすごくて、カランも全て違うデザイン!
洗面台もトイレも独特!
もう銭湯の常識では考えられない外観も中もキュンポイントが沢山!
次々と見学に訪れる方々が開口一番「可愛い〜!」と声高に叫ばれ、お風呂の中で響き渡っていました。
こんなお風呂が増えたら楽しいな〜。
タイル使いに惚れ惚れ♡
安藤忠雄さんのミュージアムにも。
朝から夕方まで島に居ましたが、美術館あと2ヶ所と、南寺へ行くには全然時間が足らなかったので、またの機会に行けたらいいな。
1日曇り空で真っ白な空だったのに、帰りのフェリーの列に並んでいると、小さな雲間から青空が見え、この日初めて見る太陽の光が 草間彌生さんの赤カボチャの芝生の広場を明るく照らしていました。
明日は良いお天気になりそう。
私にとって日常にはない「好き!」「素敵!」な風景と沢山出逢える旅は、創作活動の良い刺激となっています。
直島を出て、翌日は広島へ移動します。
〜旅の記録続く〜