小説 想像の向こう側 #2
お昼のランチタイムを終えた僕たちは、午後の仕事のために会社へと戻って、仕事を こなした。そして、ついに帰宅時間が訪れたのであった。 僕が仕事を終えて会社の玄関に行くと、既に仕事を終えていたマキは僕が出てくるの を待っていた。 マキ ― 新、本当にこれから行くの? 新 ― ああ、行こう。 マキ ― うん分かったわ。あっ、でも、三日月町4丁目にある食品工場跡地 の正確な場所はわかるの? それとも三日月町に行ってから町の人 に場所を聞くの? 新 ― 実は昨日の会社帰りに三日月町に行って、既に場所は確認済みなんだ。 マキ ― ふーん、昨日そんな事をしていたんだ! 用意がいいんだね。新は そうい うところは鋭敏なんだよねー。 僕たちは、謎の女との待ち合わせ場所がある風の都・三日月町4丁目へと電車で向か った。そして、三日月町4丁目に着くと、まず僕とマキは素早くレストランで夕食を済ませてから、待ち合わせ場所の食品工場跡地へと向かった。 午後7時14分 風の都・三日月町4丁目・食品工場跡地に到着 新 ― まだ誰も来ていないようだ。 マキ ― 本当に来るのかしら? 新 ― 来るさ。 マキ ― どうしてそんな事が分かるの? 新 ― 何となく分かるんだよ。 マキ ― 変なの。 しばらくすると、謎の美しい女性が僕たちの前に姿を現したのである。 謎の女性 ― 新さん、本当によく来てくれました。 その隣の方は、もしや七瀬マキさんでしょうか? 新・マキ ― えー!! どっ どうして知ってるの? 謎の女性 ― 私は、新さんの情報を色々と得ているので。それ以上の事は聞 かないでください。とにかく、お話したい事がありますので、 あちらの工場の中で話しましょう。 そう言って、謎の女性は工場の中へと入って行った。 マキ ― ねえ、どうしてあの女は私の事を知っているの? 新 ― こっちが聞きたいよ。 とにかく、工場の中に行って話を聞いてみよう。 マキ ― えー なんだか恐いよー。 新 ― じゃー 俺一人で行ってくるから、マキは先に帰っててくれ。 マキ ― それは嫌よ。分かったわよ、じゃあ私もついて行く。 そして僕たちも、工場の中へと入って行ったのである。