先の見えない入院

病気のことも自分の状態も

回復の見込みもわからないまま

新しい病院にきたわたし。

もちろん家族や友人は励ましてくれる

でもここで頑張るのはわたし

夫の背中を見送りながら少し心細い思いでした。

 

夕食の時間

食堂まで車いすで行きます

私の名前を貼ってあるテーブルへ

周りの方とも初対面

車いすの方歩行器の方様々です

食事は・・・

正直言うと前の方がおいしかった・・

でも普通食と比べてもね・・

動きの悪い右手を懸命に使い

私の食事が終わるころには同じテーブルの人は

食後の薬を飲み終わって自室に引き上げた後でした。

  

ふと気づくと同室のおばあちゃんが私を待ってる

遅くなって・・と謝る私に大丈夫とニコニコ

90オーバーで骨折で入院してるTさん

明るく元気でチャーミングな彼女との出会いが

私の闘病生活の支えとなりました。

それからは食事は行き帰り一緒だし

時間のある時の行動も一緒

私たちは年の差40のお友達よと笑いました。

 

先に退院したTさんとはいまも時々電話で話します。

変わらず明るく元気で私を勇気づけてくれます