何故

私とリックンは

惹かれ合ったのかと

考えてみた



私は初対面は

優しそうな人だな

という印象しかない



だから初対面から

惹かれてはいない



気にかけてくれる

優しさと楽しさに

落ち着くって思っていた



ただ…

同じ匂いは感じていた




二人が

急接近したのは

リックンが体調崩してから。



リックンは

何を私に感じたのか

私もリックンに何を感じたのか

全然わからないけど

私はただただ

リックンがこのまま

会社に来ないのは

絶対に嫌だと思った




リックンは私を

楽しいおばちゃんと

思っているんだろうと

ずっと思っていて

たまに出る可愛いとか

好きだとか触れたいなどの

ワードはリップサービスだと

思っていた。



初めてのデートでも

キスしかしないし

おばちゃんとセックスなんて

するわけないんだと

自分を卑下していた



初めてのセックスの時

体調悪いのに

頑張って来てくれて

それで信用したようなものだった



会社では

ポーカーフェイスなだけに

いまいち信用できなくなるけど

それがリックンなんだと

たまに顔をチラ見して言ってくれる

ん~っっすごく好き

ってのが

たまらなく好き。



同じ匂いを感じていたから

遅かれ早かれ

惹かれたのかな…



この恋は

いつかは終わる。



それまでは

惹かれ合う二人で

いさせてもらおう。